そばを代表する一大ブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品も地域の食品産業をけん引している。中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップを誇り、カテゴリー市場で40%以…続きを読む
丸榮製粉の麺類部門は24年5月期、売上高は前年比約20%増で着地する見込み。昨年夏の猛暑でそうめんをはじめとする白物が好調だったことに加え、年間を通じてラーメン類がけん引した。エネルギーや物流をはじめあらゆる製造コストが増加する中、高単価のラーメン類…続きを読む
業務用米菓の阿部幸製菓は、米粉の加工技術を生かし業務用の米粉めんを販売するほか、グループとして米粉めんを使ったメニューを提供する飲食店「たねや」も展開している。さらに3月には業務用で販売していた米粉めん「新潟白色(にいがたホワイト)」の一般販売を開始…続きを読む
●「新そば」数量過去最高 看板商品「妻有そば」で知られる玉垣製麺所の24年3月期は、売上高こそ前年をクリアしたものの、原料コストの高騰により利益面では苦しんだ。特に県内乾そばメーカーの主力商品である「へぎそば」に欠かせない「布海苔」は各社確保さえ難…続きを読む
自然芋そばの24年2月期は、価格改定の影響で売上げは増加した。一方、原材料や製造コストの高騰は深刻で、前年に引き続き減益となった。原料は小麦粉やそば粉だけでなく、新潟県内そばメーカーの主力「へぎそば」に欠かせない布海苔が深刻だ。価格面だけでなく、絶対…続きを読む
松代そば善屋は24年10月期、好調だった前年度並みの売上げと利益を見込む。引き合いの状況から繁忙期となる夏場の生産量が上限に達すると予想されるためだ。今期は元旦の能登半島地震で上越市の倉庫が被災し、商品二千数百ケースに被害が出るなど不運もあった。その…続きを読む
白物から、そば、パスタ、中華麺など、多彩な乾麺製品を展開する、山梨県のはくばく。独自の商品設計やマーケティング戦略で、市場開拓を進めている。コロナ禍の本格的な収束や物価上昇など、さまざまな変化とともに迎えた今期は、健康訴求型のうどん、そうめんを投入。…続きを読む
茶そばのトップメーカーの池島フーズは、同社の技術力、品質と味へのこだわりを具現化した新商品の開発に積極的で、茶そばだけでなく、パスタやそうめんなど商品ラインアップを充実させている。24年も「池島」ブランドらしい新商品を投入している。 同社23年度の…続きを読む
ヤマダイの23年度(24年3月期)の売上高は前年比で1桁半ば増を上回り、売上高として過去最高を更新した。その中で乾麺カテゴリーの販売実績は数量ベースで前年並みとなった。23年9月に価格改定を実施するも贈答用、通常品ともロイヤルユーザーを獲得しているこ…続きを読む
松屋製粉の23年度(24年3月期)は、出荷ベースでは厳しかったが、売上げはそば粉の価格改定を行ったこともあり前年度を上回って着地した。コロナ禍が収束し、行動制限が緩和されたことで外食産業が回復してきた。また、他業種からFCのそばチェーン店に参入する新…続きを読む