独自の物流機能を持ち、地域に密着している業務用卸は、きめの細かい物流網を武器に既存取引先の深耕や新規取り組みで売上げ拡大を図っている一方、エネルギーコストや人件費高騰などが利益面での課題となっている。業務用卸各社が改善策を迫られている中、中部地域にお…続きを読む
◇静岡有力卸インタビュー ●倉庫新設で高効率配送 --直近の業績は。 白井 前期(24年12月期)は3月までは好調に推移していた半面、4月以降はコロナ禍収束の反動を受けて苦戦が続いた。実際、売上げは前年比微増の46億8400万円で着地したものの…続きを読む
◇静岡有力卸インタビュー ●三方良しの地域密着も --今25年9月期、ここまでの業績は。 浜村 毎月数千品目程度の値上げがある中でも価格転嫁が順調に進み、売上げは前年を超えて推移している。そのため、今期は目標とする売上高58億円の達成が実現でき…続きを読む
◇静岡有力卸インタビュー ●インバウンドが追い風 --今期(25年9月期)の業績は。 内山 今期ここまでで売上げは県東部をはじめとする伊豆・熱海地区を中心に旺盛なインバウンド需要を追い風に順調に推移している。半面、値上げ交渉が人件費などの経費上…続きを読む
◇静岡有力卸インタビュー ●老健中心に新規開拓へ --直近の業績は。 加藤 今期58期(25年3月期)は主力の学校給食と老健メディカルが物価高に伴い、商品の切り替えや採用品目数の減少などの動きが活発になり、前年をやや割る厳しい数字で着地する見込…続きを読む
◇静岡中食ベンダーインタビュー 1891年に創業した静岡県沼津市の桃中軒は時代の変化に柔軟に対応し、地域とともに歩みを続ける。20年ほど前にはサバの漁獲高減少を受けて、地元のアジを使った看板商品「港あじ鮨」を発売。現在、国内外の観光客の間で人気を博…続きを読む
◇静岡中食ベンダーインタビュー 創業136年の歴史を誇る静岡市の駅弁屋、東海軒は、終戦後の食料難や新幹線開通、コロナ禍など、時代のうねりを乗り越えて、今も看板商品「鯛めし」で強い存在感を放っている。現在、従来の枠を超えて、冷凍駅弁などの派生商品の拡…続きを読む
●サガミHD・あみやき亭好調 中部地区も首都圏、関西地区などと同様に人流の回復や訪日外国人の増加によって、外食チェーンの業績が堅調だ。このほど出揃った中部地区に本社を置く外食チェーン上場5社の25年3月期第3四半期業績を見てもそれは明らかだが、一部…続きを読む
●10~30代がターゲット セイカ食品が、新商品の中で特に推すのが「元祖鹿児島南国白くま(チョコ)」だ。過去に開発してきた中でも、チョコフレーバーは初。チョコは秋冬のイメージが強いが、氷と合わせれば夏需要も取り込めるのではという狙いもある。開発期間…続きを読む
ブルボンのアイスクリーム事業は今年度、同社ならではの菓子で培った技術やブランドを活用した「ルマンドアイス」など「お菓子アイス」の品揃え強化に取り組む。 また、3月には海外で注目を集めているわさび風味の「わさびアイス」を発売。インバウンド消費も視野に…続きを読む