農林水産省の食品産業動態調査によると、24年の麦茶飲料の生産量は前年比6.7%増の152万klとなり、この10年間で生産量が3.6倍に増えた。家庭用ティーバッグ麦茶も3年ぶりに販売量がプラスとなり、しばらく続いたティーバッグの落ち込みが下げ止まった格…続きを読む
高級路線のジャムを得意とする信越食品工業。取引先の要望に機動的な対応が可能な事業体制を生かし、全国各地のブランド果実を素材とした製品づくりを進めている。 「原料の安定調達は難しくなっているが、各地流通の青果部門などと連携することで、うちの規模とマッ…続きを読む
寿高原食品のジャムカテゴリーは家庭用、業務用ともに堅調だ。強みの原料調達力を生かした「国産や品種別といったこだわり」(同社)が需要創出の基盤で、「付加価値やブランド力のある商品提案」に力を入れる。 家庭用瓶ジャムは、「信州産りんご しぼりっぱなしジ…続きを読む
加藤産業の今期上期(24年10月から25年3月)のジャム・スプレッド類(カンピー、カンピー ザ・プレミアム)の売上高は、前年比7%増となった。主力の「カンピージャム」(780g、300g)の動きが特に良く、780gは物価高の中で値頃感が支持され、得意…続きを読む
ジャムや果実加工品を多彩に展開するデイリーフーズ。ニーズの多様化を受け、強みの「多品種少量生産のニッチなものづくり」(半間修一社長)で業績は堅調を維持しているが、ラインの切り替えなどにかかる経費と時間のコスト圧迫が強まっている。 「できるだけ早く情…続きを読む
ソントン食品の前期(25年3月期)の家庭用ジャム類・スプレッド類トータルの実績は売上げ減となったが、計画通りに推移した。同社は、前期減収を24年3月に実施した紙カップジャム・クリーム「ファミリーカップ」の大幅刷新に伴う高付加価値化による数量減は織り込…続きを読む
スドージャムの24年12月期(24年1~12月)の実績は、物量ベース前年比5%増、金額ベースで2桁弱増と好調に推移した。紙カップ製品の「毎朝カップ」が2桁増と好調に推移。「信州須藤農園」ブランド「100%フルーツ」は価格改定の影響もあり同5%減となっ…続きを読む
明治屋の25年2月期(24年3月~25年2月)のジャム類売上げは、好調に推移した。今期25年3月以降の状況は伸長傾向が加速するなど好調を持続している。 ブランド別の状況は、主力の「果実実感ジャム」が前年比増で着地した。小瓶(160g)が堅調に推移し…続きを読む
正田醤油は「つけて焼いたら焼きまんじゅうトーストのたれ」を群馬土産の新定番に育てている。本社のある群馬県名物の菓子をパンのトーストで再現。醍醐味の焼きたての味わいが楽しめる。2023年の発売から順調に売上げを伸ばし、県内の土産チャネルに定着。人気の北…続きを読む
アヲハタの前期(23年12月~24年11月)の家庭用ジャム・スプレッド類の販売実績は前年比5%増と好調に推移した。市場全体はジャムが前年並み、スプレッド類は前年割れで推移しており、市場の動きを上回って着地した。同社が2本目の柱と位置付ける、フローズン…続きを読む