昨年高騰した原料大豆は現在安定傾向にあるが、今年はコメの高騰によって味噌の原料価格は再び上昇している。味噌は穀類を元にした麹を使う。24年上期(1~6月)出荷量17万0186tのうち、コメ由来の麹を使う米味噌は全体の約8割に及び、大豆に次いでコメの使…続きを読む
大手メーカーを中心に最需要期となる秋冬向けの新商品が出揃った。味噌カテゴリーでは新ブランドの立ち上げや、素材や風味にこだわる高価格帯の付加価値商品などが展開。即席味噌汁も新商品の投入が相次いでいる。(志賀愛美) 有機・オーガニック事業を主力に取り組…続きを読む
日本食糧新聞社が代理販売するPOSデータ(KSP-SPが独自に集計した全国約1061店舗から構成されたデータ)を分析し、2024年1~6月の味噌の売上げランキングを作成した。上位には引き続き大手メーカーの主力商品が並ぶ。また、地域性の高い味噌や、液味…続きを読む
佐野味噌醤油は1934年創業の味噌専門店だ。佐野みそ亀戸本店(東京・亀戸)を中心に、各店舗ではメーンの味噌量り売りコーナーや210gの「噌(にぎやか)カップ」のほか、漬物や麹などの食品も扱っている。イートインや社内資格制度などを始めたのは3代目の佐野…続きを読む
欧州・北米での「MISO需要」が高まっている。味噌は農林水産省の輸出重点品目27品目に指定されており、昨年10月には輸出促進法に基づき、全味工連が品目団体に認定された。今後も加速が予想される味噌の輸出動向に注目したい。 財務省貿易統計によると、20…続きを読む
全国46組合781社が加盟する全国味噌工業協同組合連合会(全味工連)によると、24年上期(1~6月)の出荷量は17万0186tと前年比3.6%減だった。前年より6405t減少した。有力メーカーの本社工場減産の影響が大きく、24年通期も前年の総出荷量3…続きを読む
●原料米の高騰続く 24年上期(1~6月)の味噌市場は、出荷量が前年同期を下回った。食生活の変化や時短・簡便性の訴求、人口減少が招く市場全体のシュリンクなど、要因は多々挙げられる。昨年、中国による水産物加工品の輸入停止や北米の在庫調整などで大きく減…続きを読む
◇実力きらり★中部の食品メーカー 2023年、静岡県三島市にクラフトビールの醸造所を新たに設立したRePuBrewの前期(24年2月期)は売上げが前年比2桁増で着地し、今期も高いブランド力で成長が続くと期待される。このほど、営業・供給の二つの部門を…続きを読む
◇実力きらり★中部の食品メーカー 三重県伊勢市のみなみ製麺は、伊勢名物の伊勢うどんを製造している。伊勢うどんの分類としては、小売店で販売されているチルド商品、伊勢神宮周辺を訪れる観光客が好む飲食店向けの製麺、通販用商品がある。伊勢うどんは特に年末年…続きを読む
◇実力きらり★中部の食品メーカー 水産卸の羽野水産グループ、マルヤ水産(静岡県沼津市)は職人のこだわりを重視している。創業120年以上培った確かな目利きと技術などを生かしたアジやキンメダイ、カマスといった小型魚の干物は他社には決してまねできない商品…続きを読む