角寒天、細寒天といった形状タイプの製品に欠かせない、韓国産テングサ。国産天草が生育不良や海人の減少で枯渇、高騰する中、生育環境の類似性などから同等の性質を持つ代わりの草として需要基盤を築いてきた。13年には輸入量がモロッコ産を上回りトップになるなど隆…続きを読む
夏の需要期を迎えている寒天。最新の工場設備で製造する粉末寒天、400年近く続く冬の寒気を生かした製法で手掛ける角(棒)寒天、細(糸)寒天と、先進性と伝統を併せ持つ食品だ。その足元を支える原料事情が、大きく揺らいでいる。 寒天はテングサやオゴノリとい…続きを読む
TPCマーケティングリサーチが16日に発表した「インナービューティの市場分析調査」によると、2025年の市場規模は前年比2.6%増の1121億円となる見込みだ。 調査によると、経口摂取による美容効果を訴求したインナービューティ市場は15年ごろからイ…続きを読む
アメリカ乳製品輸出協会(USDEC)は7月から、米国産乳タンパク質のBtoCでの訴求を強めている。SNSを通じたレシピを発信し、普段の食事に「調味料」として取り入れることを推奨。雑誌メディアでの露出も行い、年齢を重ねる中でのタンパク質摂取の重要性を啓…続きを読む
●高まる国内需要に対応を 世界的なタンパク質需要の高まりは、WPCやWPIへのニーズを押し上げ、乳タンパク質の国際競争は激しさを増している。財務省「貿易統計」によると、2024年のミルクアルブミン(ホエイタンパク質濃縮型素材、WPC)の輸入量は、2…続きを読む
◇素材・製剤動向 ●「プチレプラスA」 増粘・ゲル化を抑制 日成共益が4月に上市したホエイタンパク専用酸味料製剤「プチレプラスA」が、業界紙の報道をきっかけに十数社からサンプル依頼を集め、開発商談が具体化している先も出始めている。 「予想よりも…続きを読む
25年の豆乳生産量が過去最高に迫る勢いで、好調に推移している。日本豆乳協会調べの速報値によると、25年上期(1~6月)生産量が過去最高の20年と同等の20万8057kl(前年比7.4%増)となった。カフェチェーンにおけるソイラテ人気や外食の豆乳メニュ…続きを読む
日本豆乳協会は国民1人当たりの豆乳(類)年間飲用消費量を4Lに増加させ、年間総生産量50万klを目標に啓発活動を展開している。16日、東京都内の記者発表会で同協会は25年上期(1~6月)の豆乳類全体の生産量が20万8057kl、前年同期比7.4%増と…続きを読む
梅の一大産地である和歌山県が、2年連続の不作で窮地に立たされている。同県における昨年の梅収穫量は、暖冬の影響で前年比51%減の2万9700tに急落。今年は開花後の降雨と低温で受粉不良が生じたため、平年以下の収穫量になると見込まれている。4月には連続し…続きを読む
食品需給研究センターの「食品生産流通統計」によると、「野菜・果実漬物」の2024年国内生産量は74万0265t、前年比7.7%減だった。食の多様化や物価高による消費減に加え、猛暑・豪雨といった異常気象による原料不足および高騰が影響したとみられる。一部…続きを読む