そばの一大ブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品も地域の食品産業をけん引している。中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップを誇り、カテゴリー市場で40%以上のシェ…続きを読む
●進むブランド再構築や地域連携 「信州味噌」の地元長野県には、トップメーカーから小規模な蔵まで100近い製造業者が軒を連ね、全国出荷量における県のシェアは約58%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた県の24年味噌実出荷量は2万1421tで、…続きを読む
◇広域卸トップに聞く 大光の金森武社長は、主要取引先と構成する「エムオー会」総会で前期(25年5月期)の決算報告を行った。売上高はすべての事業で増収となり過去最高を更新したが、営業利益と経常利益は人件費、物流費、光熱費、減価償却費などの経費増が響き…続きを読む
◇全国卸トップに聞く 西原商会の2025年2月期・連結年商(グループ47社)は過去最高の1281億円(前年比6%増)。コロナ禍初年の21年期・672億円から約倍増の勢いにある。一方、事業多角化と業務改革にも積極的に取り組み、西原イズムの研さんを強化…続きを読む
国分グループが、だし文化の発信を強化している。世界的に人気の和食を支えるだしを、日本の代表的な食文化として再認識。海外への発信を加速していく。来期からの輸出本格化に先駆け、8月11日から大阪・関西万博にブースを出展。訪日客を含む来場者に“特製だし氷”…続きを読む
ニッスイは4日、グループ企業でフランスを拠点にチルド・冷凍水産フライなどを製造販売するシテ・マリン社が、同国内のトレトゥール・ド・パリ社のポンティビー工場を7月21日付で取得したと発表した。フランスで簡便・即食カテゴリーの需要が堅調に拡大する中で、生…続きを読む
日清製粉グループ本社の瀧原賢二社長は、第1四半期(25年4~6月)業績が増収減益で推移したことを受けて、「減益だが想定通りに進捗していることから、通期予想に向けて第2四半期以降、各企業で実施する価格改定や最優先の課題に対応することで通期業績予想を達成…続きを読む
【中部】かぶらやグループが運営する名古屋発祥の老舗うなぎ店「炭焼 うな富士」が創業30周年を迎え、着実にその存在感を全国、海外へと広げつつある。伝統の味と職人の技術、そして顧客に寄り添うおもてなしを武器に、18年かぶらやグループに事業継承を機にさらな…続きを読む
日清製粉ウェルナの岩橋恭彦社長は、この秋冬の「マ・マー」のリブランディング戦略について、「この秋は生パスタで攻めていく」と方針を示した。5日に東京都内で行われた秋冬家庭用・業務用新製品記者発表会の席で明らかにした。そのほかでは、業務用の冷凍パスタに新…続きを読む
◇三菱食品・細田博英取締役常務執行役員商品統括 データ分析を得意とする三菱食品は、多様化する生活者のニーズに応えるためデジタルを基軸としたマーケティングを全方位に展開する。データに基づいた精度の高い打ち手をメーカー、小売業に示し、食と組み合わせた魅…続きを読む