名古屋の覚王山のフルーツ大福店「弁才天」は、2019年秋の開店からすぐに評判が高まり連日列ができる店へとなっていった。評判の高さの理由は、フルーツ大福そのものの質の高さはもちろんのこと、その価値を広めるためにブランディングやマーケティングなどの工夫が施…続きを読む
前回に続きオランダの外食産業展示会「HORECAVA 2020」についてレポートを送りたい。前回はスーパーでの賞味期限切れ商品を回収しての再利用のアイデアや、「エコの観点」から見るハーブ栽培棚とプランターの貸し出し企業を紹介した。今回は「エコ」や「ダイ…続きを読む
ジョージアの首都トビリシには、近年続々と世界的ファストフードチェーンが進出している。いずれも特別な日の食事として、地元の人々に愛され、いつも賑わいを見せている。それぞれのブランドごとに異なる印象があるが、それは日本でのものともやや異なる。 子どもが食べ…続きを読む
カップ式自動販売機の調節ボタンといえば「砂糖」「ミルク」などだが、いま広がりつつあるのが「とろみ」をつけられる機能だ。ドリンクに「とろみ」をつける? 誰が注文するのかと思うだろうが、超高齢化社会の日本では今後ニーズが高まると考えられる。年齢とともに、噛…続きを読む
毎年1月に、オランダのアムステルダムにあるライ国際展示場で開催されるHORECAVA。毎年、面白い展開を見せている展示会で紹介された2020年の外食産業トレンドをレポートする。 オランダ最大級の外食産業展示会「HORECAVA」 HORECAVAとはH…続きを読む
コンビニエンスストアのおでんは転換期のようだ。セブンイレブンで販売を停止する店舗があるほか、ファミリーマートの一部店舗では今までのおでんを一変させた。数あるコンビニの商品の一つに過ぎないのだが、「おでん」の変化に様々な消費側と提供側の事情が見えてくる。…続きを読む
いま英国でジンと言えば誰もが興味を示すほど人気がある。この流行は年々勢いを増す一方だ。毎年およそ50のジン醸造所が立ち上がり、倒産する醸造所はひと握り。ジュニパーベリー(ねずの実)風味の典型的なドライ・ジンはもう古い。個性的なボタニカル(香草・薬草類)…続きを読む
令和2年が始まった。超高齢化社会が訪れるなか「フレイル」「ロコモティブシンドローム」「サルコペニア」という言葉を耳にするようになったのではないだろうか。言葉は聞いたことがあるが、それぞれの意味を正しく説明できる人は多くないだろう。どれも加齢により、体の…続きを読む
自然災害大国である日本。2019年も、地震や記録的台風・土砂災害など例年以上にあらゆる自然災害が発生した。セコムが20代以上の男女に実施した「防災に関する意識調査」では、約9割が「今後の災害増加を懸念」と意識が高まっており防災対策をする人は4割超えてい…続きを読む
「ジビエ」という言葉は、ひと昔前までは一部の食通にしか知られていなかった。しかし、農林水産省や自治体の野生鳥獣被害対策の一環で食材名称として使用されるようになったことで、急速に食シーンの一般名詞となりつつある。元々、冬の狩猟シーズンには、ぼたん鍋(いの…続きを読む