日本食糧新聞 電子版
Twitter
Facebook

胃心伝真=白米信仰の崩壊

その他 2018.08.13 11746号 01面

 精麦や雑穀、玄米など健康米需要が拡大している。背景に健康志向があるが、コメ離れと、予備軍を含む生活習慣病の増加は相関関係があるだけに、まさに減り続けるコメ消費を守る最後のとりでだ▼きっかけは発芽玄米の誕生で、20年以上前にさかのぼる。この間発芽玄米、雑穀、もち麦とけん引役が移り変わり、最近は玄米に注目が集まる。健康効果に関するマスコミ報道が起爆剤となり、トレンドに左右されがちな市場だが、一定の支持を得るために必要なのはやはり、普遍的な「おいしさ」だ。だが、その基準も変化して...続きを読む

  • その他

    胃心伝真=白米信仰の崩壊(2018.08.13)

     精麦や雑穀、玄米など健康米需要が拡大している。背景に健康志向があるが、コメ離れと、予備軍を含む生活習慣病の増加は相関関係があるだけに、まさに減り続けるコメ消費を守る最後のとりでだ▼きっかけは発芽玄米の誕生で、20年以上前にさかのぼる…

  • その他

    胃心伝真=平成最後の夏(2018.08.10)

     先日の報道番組で「今年は蚊に刺されない夏」との放映があったが、35度Cを超える暑さが続くと夏場に本領を発揮する蚊でさえも、やる気をなくして活動を停止するという▼大手卸の酒類トップによると「35度Cを超えた日はビールがパタッと売れなく…

  • その他

    胃心伝真=第100回夏の甲子園(2018.08.08)

     夏の甲子園第100回大会が開幕した。記念大会で史上最多の56校が出場。出場校が増えたのは愛知県など予選出場校が多い7府県の代表枠が1チームから2チームになったためだ(愛知県は全国最多の189校出場)▼予選では、わが母校が東愛知大会の…

  • その他

    胃心伝真=地域愛着型(2018.08.06)

     三重県尾鷲市は面積の90%が山林で囲まれ、海岸はリアス式海岸。黒潮の流れる熊野灘が前面に広がる風光明媚(めいび)な観光地だ▼人口は年々減少傾向にあり、現在推定人口としては2万人を切るところまで落ち込んでいるのが実情で、小売業にとって…

  • その他

    胃心伝真=ぽん酢(2018.08.03)

     ぽん酢醤油は調味料の完成形--。7年前と旧聞ながら、現在の市場の急成長を予見していたのが「分とく山」店主の野崎洋光氏。初取材で緊張していた私へ丁寧に、調味料の基礎を教えてくれた。ぽん酢は五味のバランスが絶妙、さまざまな素材を引き立て…

  • その他

    胃心伝真=エアメール(2018.08.01)

     7月某日、仕事を終えて帰宅すると、郵便受けにエアメールが届いていた。ニューオーリンズのジャズセッションの写真がまず目に飛び込んだ。裏を見ると日清製粉グループ本社のT氏からの便りだった▼T氏は、日清製粉の創業者正田貞一郎氏が105年前…

  • その他

    胃心伝真=献身性(2018.07.30)

     サッカーW杯ロシア大会は、フランスが5大会ぶり2回目の優勝を果たした。初優勝は98年フランス大会。10番をつけたジダンが決勝のブラジル戦で2ゴール。スター軍団の中でも完全なる主役だった▼サッカーと少しの酒があれば幸せ。欧州サッカーを…

  • その他

    胃心伝真=当たり前のありがたさ(2018.07.27)

     「私の地元は矢野です。7日の朝、私が見た景色、矢野が矢野でなくなったように感じました」▼10日遅れで開幕した夏の高校野球広島県大会開会式での選手宣誓の一文だ。開会式が予定されていた7日未明に西日本の広いエリアが豪雨に襲われた。被災地…

  • その他

    胃心伝真=酷暑日(2018.07.25)

     気象庁によれば、最高気温が25度C以上の日を夏日といい、5度C上昇した30度C以上だと真夏日、さらに5度C上がる35度C以上で猛暑日と定義されているという▼7月中旬以降、35度C以上の猛暑日が続いている。食品界にとっては飲料、アイス…

  • その他

    ポイント=私の包丁書(2018.07.25)

     文士には美食家が多い。檀一雄が放浪の旅で会得した世界の料理や池波正太郎が愛した下町の味など、故人の著作を繰っては、いまだ口にしたことのない美味に思いをはせる▼男女の機微を端正な筆致で描いた立原正秋は、食にも美意識を発揮した。作家が書…

  • その他

    胃心伝真=大暑(2018.07.23)

     「拝啓 猛暑の候~」。時候のあいさつ文でふと手が止まる。この暑さを他に表す言葉はないか調べると、酷暑、炎暑、盛暑、厳暑、極暑、烈暑、炎熱などたくさんある。ゆであがるや血液沸騰でも良いのではないかとも▼こちら新潟も暑い。ダイエット中だ…

  • その他

    胃心伝真=布石(2018.07.20)

     「これから日本は観光業が拡大する。接客業に就く学生に商品を知ってもらうことは重要な施策」と語るのは、イタリアの代表的スパークリングワイン、プロセッコDOCワイン保護協会のターニャ・バラッティン氏だ。氏は先日、来日した生産者とともに東…

  • その他

    胃心伝真=KiZUNA(絆)(2018.07.18)

     母校の大学の「学科創設75周年・学科校友会創立70周年記念祝賀会」に出席した。現在も連絡を取り合い、年に一度ぐらいは会う同じゼミだった友人3人を誘って。お世話になった先生方も大勢出席し、旧交を温めた▼卒業以来、30年ぶりに会い名刺交…

  • その他

    胃心伝真=群れず、おもねらず(2018.07.13)

     かつて東京・芝浦の印刷所ビルに、当社の編集から整理部まで揃ってワンフロアの時代があった。意思疎通も早く便利であった。周りを見渡すと日の出、竹芝桟橋に注ぐ運河、倉庫街、立ち飲み屋などがあって港湾労働者のまちだった。夕方ともなると、近所…

  • その他

    ポイント=売れるきっかけ(2018.07.13)

     フジッコの食べきり2パックタイプの惣菜「おばんざい小鉢」が売れている。昨秋の全国発売以降、配荷が拡大し、フェースも広がっている。個食需要をとらえた食べきり容量、食器に移し変えなくてもいい簡便性の高さ、1食当たり約100円という値頃感…

  • その他

    胃心伝真=ちょっとだけ(2018.07.11)

     冬の新潟出張で越後湯沢駅に着くと、川端康成の「雪国」の冒頭の一節が頭に浮かぶ。浅草を歩けば、永井荷風、江戸川乱歩、三島由紀夫、半村良が描写した浅草が現実の街に二重写しになる▼目の前の光景が過去の作品を通すことで垂直に時間軸が現れ、重…

  • その他

    胃心伝真=しがみつく国(2018.07.09)

     3日に閣議決定された「第5次エネルギー基本計画」だが、原発や石炭火力にしがみつく政府の姿勢に暗たんとなった。その非民主的な決定プロセスにも疑問がある。市民に向けた公聴会は開かれず、パブリック・コメントも「集めた」だけで、締め切りから…

  • その他

    ポイント=死んでくれてありがとう(2018.07.09)

     「兄さん、死んでくれてありがとう」、破滅的な兄に翻弄(ほんろう)され、苦難を強いられた弟の姿を描く「なかにし礼」の自伝小説「兄弟」の一節だ▼私も父が病死した日、「死んでくれてありがとう」と胸をなで下ろした。父はギャンブル依存症で、事…

  • その他

    胃心伝真=アジアは一つ(2018.07.06)

     「ワンショット、プリーズ」。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の中間閣僚会合で、会場内を取材するには手荷物検査のほかに「本当にカメラか」を警備員が確認する。アジア各国からの記者も多く、外国人と思われたらしく、英語で話しかけられた…

  • その他

    ポイント=「なぜなぜ」をお薦め(2018.07.06)

     製造現場のトラブル再発防止対策、改善策や恒久的措置を講じるための手法について、担当する人材育成セミナーでの講義を聴くうちに、仕事にまつわる課題をそれらに当てはめて考えるようになった▼HACCPでいうCCP(重要管理点)の設定はその一…