日本食糧新聞 電子版
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胃心伝真=トランプ・リスク

その他 2017.01.23 11473号 01面

 米国ドナルド・トランプ大統領の就任で、世界は政治的・経済的に新たな局面を迎えた。行き過ぎたグローバル化の鬼子ともいえる人物が大統領となり、産業界はトランプ・リスクへの警戒をいよいよ強めている▼16年に世界の富豪の資産評価額の合計は5.7%、約27兆9000億円増加したという。また国際NGOの調査によると、世界の富裕層上位8人が貧しい半分の36億人超に匹敵する資産を所有していることが分かった。中国やインドの実態が明らかになり、格差拡大が顕著になったという▼トマ・ピケティが『2...続きを読む

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    胃心伝真=トランプ・リスク(2017.01.23)

     米国ドナルド・トランプ大統領の就任で、世界は政治的・経済的に新たな局面を迎えた。行き過ぎたグローバル化の鬼子ともいえる人物が大統領となり、産業界はトランプ・リスクへの警戒をいよいよ強めている▼16年に世界の富豪の資産評価額の合計は5…

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    ポイント=盛り付けとロボット(2017.01.23)

     日本ロボット工業会がまとめた「ロボット産業需給動向2016」によると、食品・飲料業界への産業用ロボットの年間出荷台数は2006年度から15年度までの10年間で約2倍に増加した。背景は助成制度など政府による後押しと近年の人手不足だ▼ニ…

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    胃心伝真=ポスト真実(2017.01.20)

     英国オックスフォード大学出版局は、昨年を象徴する言葉に「ポスト真実」を選出した。客観的事実(真実)よりも、感情に訴えかけることで世論が動く現象を差し、あの「英国のEU離脱」や「米国大統領選挙」にも大きな影響を与えた▼現象の背景には、…

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    胃心伝真=シェアリング(2017.01.18)

     さえきセルバホールディングス主催の新年特別講演で、伊藤元重東京大学名誉教授はいくつかのキーワードを示した。シェアリング、ビザスク、ウーバー、ウーバーイーツ、サブスクリプション・ビジネスなどだ▼人手不足対策として注目されるのがシェアリ…

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    胃心伝真=感情労働(2017.01.16)

     「その電子マネーなら“いける”と思います」。年明けにCVSで、年賀状を電子マネーで購入しようとした時の若いスタッフの対応だ。丁寧語を使い切れておらず、あまりいけていないが、態度がまじめだったので思わず噴き出した。そのスタッフも誤用に…

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    胃心伝真=スイッチOTC薬(2017.01.13)

     15年度の国民医療費は41兆5000億円で、前年より1兆5000億円も増加している。中でも調剤関係が7兆9000億円で前年比9.4%上昇。1年で約10%も増えている▼1月から医療費控除の特例制度が始まる。スイッチOTC薬の購入費が1…

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    胃心伝真=フランス流(2017.01.11)

     2017年の食のトレンド予測を、「フランス人のライフスタイルに注目する流れが『食』の分野にも波及」とトレンド総研。関心高まるフランスも、5月には大統領選挙。英国の欧州連合(EU)離脱選択の衝撃はどう作用する▼世論調査で支持を集める極…

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    胃心伝真=品格(2017.01.09)

     品格という言葉がある。あるトップ経営者は「品(ひん)」と「格(かく)」を分けて論ずる。いわく、格はおおむね強さや大きさが基準となる。横綱や大企業など格で表現できる。規模が大きくなり、巨大化すれば格が光を放つ。時間は特に必要ない。短期…

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    胃心伝真=おもろい農業(2017.01.06)

     大阪は日本有数のブドウ産地で、西日本最古のワイン醸造地でもある。一時期、高齢化や耕作放棄地増加で存亡の危機にひんしたが、立ち直らせた立役者の一人、カタシモワインフード高井利洋社長は昨年12月、16年度6次産業化優良事例表彰で「農林水…

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    胃心伝真=人口減と労働力(2016.12.28)

     地域業務用卸のトップの方々に話を聞くと、一様に労働環境改善に積極的に取り組んでいる。少し前までは業務のスキルアップを目的とした社員教育だったことを考えると、外食産業だけでなく社会環境の大きな変化を感じさせる▼2015年国勢調査では、…

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    胃心伝真=海外買収もオリジナル(2016.12.26)

     帳合バカ--。今年心に残った言葉のうち、一番自省を促してくれる言葉だ。大手流通業の代表が営業マンの悪しき旧態を指し、発奮を誘ったもの▼その代表は新たな市場開拓を主導。成長戦略を実現してきただけに、発言に重みがあった。人口構造など社会…

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    胃心伝真=バーボン(2016.12.21)

     「好きなお酒は?」と聞かれることがある。正直、お酒であれば何でも構わないのだが、本当に好きな酒は「バーボン」だ▼トウモロコシを主原料とするウイスキーで、詳しい方によると「バーボン」や「コーンウイスキー」「テネシーウイスキー」など種類…

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    胃心伝真=和食の魅力再認識(2016.12.19)

     先日、某講演会で東京農大名誉教授の小泉武夫農学博士の講演を聴講させていただいた。小泉博士の専門は食文化論、発酵学、醸造学で現在も和食の魅力を広く伝えるとともに、辺境を旅して世界中の珍味、奇食にも挑戦。「食の冒険家」とも呼ばれている食…

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    胃心伝真=踊り場に備えろ(2016.12.16)

     「智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される」(夏目漱石「草枕」)。ものごとは理屈を説くだけでも、情に訴えるだけでも、うまく運ばない。時には立ち止まって考えることも必要だ▼今年は世界中で、国際化と国内保護という考え方がせめぎ合…

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    胃心伝真=結末はあるのか(2016.12.14)

     今年を振り返ってみると、コンビニエンスストア(CVS)では再編が進んだ。ファミリーマートとサークルKサンクスの統合、ローソンとスリーエフの提携など業界は動き出した▼数字から見ても、チェーン数が減って店舗数は増える上位集約化が顕著だ。…

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    胃心伝真=CEOの覚悟(2016.12.12)

     「この本を開くと責任が生じるぞと社員に言っている」と日清食品ホールディングスの安藤宏基社長・CEOは先日開かれた株主懇親会あいさつの中で語った。この本とは、11月に発刊した自著『日本企業 CEOの覚悟』である▼今年5月に発表した「中…

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    胃心伝真=食品ロス(2016.12.09)

     「茶わんに米粒を残してはもったいない」といわれた昔。今は「貧乏くさいことを」と、鼻で笑う若者が圧倒的。食生活が豊かになり価値観が変わるのも当然だが、もったいないと感じるのは貧乏性のせいか▼農林水産省によると、国内の「食品ロス」は年間…

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    胃心伝真=大地主と名門ホテル(2016.12.07)

     農地改革前の東北三大地主といえば山形県の本間家、宮城県の斎藤家、秋田県の池田家。斎藤家は1500町歩の土地と2000戸以上の小作人を抱え、本間家に次ぐ▼1923年、当主の斎藤善右衛門は斎藤報恩会という財団を設立、東北大学などの研究開…

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    胃心伝真=アーカイブ(2016.12.05)

     細野晴臣ファンの筆者は、「キャラメル・ママ」の由来を、全共闘運動の中、大学周辺で学生活動家に対してキャラメルを配布して運動の中止と学業への専念を訴えた女性から取ったということは知っていたが、先日のテレビ番組で白いかっぽう着で、キャラ…

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    胃心伝真=分断続くか(2016.12.02)

     今年は大番狂わせが二度立て続けに起き、前後してタイのプミポン国王やキューバのフィデル・カストロ前国家元首が死去した。歴史の歯車がまた一つ回ったように感じる。番狂わせはむろん英国のEU離脱選択と、米国のドナルド・トランプ次期大統領選出…