胃心伝真=震災から15年
2026.04.06「あなたなら被災者とどう向き合いますか」。東日本大震災を取材してきたベテランの記者が言った。静まりかえった室内で空白の時間が2秒、3秒と過ぎていく▼頭をよぎったのは、津波で家族を失った被災者の心のケアを追った地方紙の記事だった。心の傷は今も癒えず、思…続きを読む
近畿農政局では関西の多様で豊かな食や食文化の振興と次世代への継承、これを生み出す農林水産業や食品産業の振興を目的に「関西食の『わ』プロジェクト」を展開している▼その中で25年の大阪・関西万博が関西の食や食文化の保護・継承の契機となるよう、24年春から…続きを読む
ワイン生産者と愛好家をつなぐ交流イベント「北を拓く道産ワインの夕べ」が2月下旬、札幌市内で開かれた。30回の節目となった今回は過去最多の40ワイナリー、108銘柄が揃い、鈴木直道北海道知事も応援に駆け付けた▼主催の北海道ワイナリー協会は1984年、6…続きを読む
「長野と静岡じゃ、全然違うんですよ」。山梨県の小売関係者が、こう話した。「静岡は『せっかくだから山梨らしく』とオープン。長野は逆で、『いつものアレがなきゃダメ』」▼信州人は閉鎖的、といわれる。県歌「信濃の国」にある「四つの平」が山々に隔てられた土地柄…続きを読む
自民党が2年限定の食料品消費税ゼロを掲げたのを機に、消費税をめぐる議論が激化している。消費税は一般に消費者の負担とされるが、納税義務は事業者にあり、実態は海外の「VAT(付加価値税)」に近い▼法人税と違って赤字でも納税義務が生じるため、滞納が増加して…続きを読む
サッポロビールはミズノと開発したスポーツノンアルで新市場を創造する。運動後のご褒美はたまらなくうまいが、少しの罪悪感も伴う。この心理へ食い込む▼父重篤、26年仕事始めの早朝に連絡を受けた。慌てて駆け付けたが、81歳にして毎日1万歩以上の散歩効果か、強…続きを読む
「全国支社局ネットワーク特集」(3月掲載)の撮影のため、取材前に阿賀野市の瓢湖に立ち寄った。お目当ては冬の使者・白鳥▼県内に多く飛来する白鳥だが、中でも瓢湖は県内有数の飛来地として知られる。今回、特集で阿賀野市の企業を取り上げることもあり、それなら阿…続きを読む
イズミが、広島市中区に所有する土地と建物を大手住宅総合メーカーに売却することを発表した。同地は1961年に「いづみストアー八丁堀店」として開業した創業の地だ。自社での活用も検討されたが、訪日客の増加や地域のにぎわいの創出などを考慮し売却することとなっ…続きを読む
最近、葬儀社のTVCMがやたらと目につく。人口で一番多い世代が鬼籍に入る時期だからということか。年末年始(12~2月)は、寒さによる血圧の急上昇、心疾患・脳血管疾患の悪化、肺炎やインフルエンザ、不慮の事故(入浴中など)が急増するリスクが非常に高くなり…続きを読む
「全くの異業種から今の仕事に就いたので、食品業界の知識を深めようと思って記事のスクラップを始めた」と語るのは、印刷、出版支援などを手掛けるカシヨの笹原なつみさん▼始めたのは昨春。当初は新聞をクリアファイルに入れて読み返していたが、やがて、読みたい記事…続きを読む
25年の実質賃金が4年連続でマイナスとなった。給与は5年連続プラスも物価上昇に追いつかない。1月の実質賃金は昨年の食品値上げの反動もあってプラス転換を予想するエコノミストもいるが、今年もカテゴリーによって食品値上げが続く▼これまでは価格転嫁が受け入れ…続きを読む