漬物特集

漬物特集:原料事情・海外産原料=原料高に諸経費上昇も 最終製品、一段階値上げへ

農産加工 2021.11.12 12322号 14面

 ラッキョウ、ニンニクなど漬物の海外産原料が高騰、早急な価格改定が必要だ。海外も日本国内も、運賃、人件費、諸経費の上昇で、最終製品は一段階の値上げになるとみられる。日本向けフレート価格は20年比2、3倍で、この価格に上乗せしなければコンテナの予約が取れない。タイ、中国の各ショウガ産地は、天候に恵まれ数年ぶりの豊作となった。ただ、生鮮の人気が高く、漬物用の塩蔵が集まりにくい状況となっている。中国産ラッキョウは高値だった20年産をさらに上回り過去最高値となった。塩蔵に回る量は前年

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

  • 漬物特集

    漬物特集

    農産加工

     食品需給研究センターによれば、野菜・果実漬物の生産量は、コロナ元年だった20年は前年比4.7%増、21年はコロナ裏年にもかかわらず8月までで同5.1%増と伸長した。市場はこれまで長く安定的に低空飛行が続いていたが、18 […]

    詳細 >