なめ茸・山菜加工特集2025
◆なめ茸・山菜加工特集:価値再構築の転換期 ボトル容器へ進化

写真(左)=なめ茸市場で定着が進むプラスチック製ボトル入り製品のテーブルランド「とろ~りなめ茸」。「ご飯のお供」から進化した用途提案などにつながる鍵として期待がかかる 同(右)=ナガノトマト「三島のゆかり使用なめ茸」
「ご飯のお供」を代表する、なめ茸。エノキ茸を醤油ベースで甘じょっぱく味付けしたポピュラーな味わいと安値を武器に、半世紀以上にわたって家庭の食卓などで親しまれているが、大きな転換期を迎えている。
背景の一つは、消費環境の変化。食の多様化や「コメ離れ」を背景に、なめ茸需要は停滞が続いているが、昨年夏以降の「コメ不足」「コメ高騰」が売れ行きをさらに鈍らせており、「ご飯のお供」の一本足打法では、消費拡大が難しい状況が改めて浮き彫りとなった。