なめ茸にとって用途拡大が消費活性化の鍵。長野県の業務用卸ナガレイの展示会ではナガノトマトとシマダヤのコラボで「なめ茸おろしそば」を提案した(6月、安曇野市)
昨年夏から続く「令和の米騒動」。コメ流通の混乱は、「ご飯のお供」需要にも暗い影を落としている。
「コメの不足、高騰の影響は大きい」と、ナガノトマト。「メニュー提案に力を入れているが、なめ茸の現状はやはり『ご飯のお供』。コメがなければ、なかなか食べてはもらえない」と、担当者はため息をもらす。縮小を余儀なくされている「ご飯のお供」市場は、「物価高の影響で、より安価なふりかけにシェアを奪われている」(テーブルランド)状況にある。