育児用調製粉乳・ベビーフード特集2025
育児用調製粉乳・ベビーフード特集：輸出＝減少一転、再び拡大基調に
図1 育児用調製粉乳の月別生産量の推移
図2 母乳育児に関する妊娠中の考え
図3 主要国への輸出量推移（2013～24年）
24年の粉ミルク（調製粉乳）輸出量は、前年を3.1％上回り、8001tとなった。22年に過去最高となってから一転、23年は減少したが、再び増加に転じた。国内の「調製粉乳」生産量における輸出向けの割合も、30.0％と上向いている。
輸出量が急拡大したのは2007年以降。当時は08年に中国で「メラミン入り粉ミルク事件」が発生し、09年には日本からの輸出比率が2桁に。10年は輸出量が7800tを突破し、この時期は、特に香港経済、中国経済が急速に発展したこ
