関西各地域の2024年味噌実出荷量(全国味噌工業協同組合連合会調べ)は、京都5087t(前年比1.0%増)、大阪565t(同3.7%減)、兵庫823t(同7.8%増)、奈良58t(6.6%増)、紀州216t(同1.4%減)、和歌山84t(4.5%減)…続きを読む
調理味噌や味噌加工品に軸足を置く、上高地みそ。秋冬商戦の柱、鍋つゆ製品は、昨秋の異常な高温続きで立ち上がりが悪く、生鮮野菜の高騰もあって売れ行きは停滞した。今春夏期は、家庭用の新商品「鉄火なすのみそ」を発売。挽回を目指す。 「鉄火なす」は長野県の郷…続きを読む
「非加熱で酵母菌が生きている、本来の生味噌」を追求する、マルモ青木味噌醤油醸造場。ロングセラーの巾着袋タイプとカップ容器で展開する主力の「善光寺平」シリーズは全国で販路拡大が進んでおり、今春夏期も提案強化に取り組む。 コスト環境の悪化を受け、4月に…続きを読む
マルマンは、好調な国産原料の「国産生」シリーズを新たな柱に育てている。林隆仁社長は、「『国産』に対する消費者の信頼は厚く、旗艦商品の『無添加生みそ』との二枚看板に」と意気込む。 「国産生」は国産大豆、国産米、国産塩を100%使用した非加熱タイプの生…続きを読む
「タケヤみそ」を展開する竹屋は、22~23年にかけて「特醸みそ」「塩ひかえめ」「名人のみそ」の主力3品をリニューアルした。「具体的な効果は、まだ出ていない」と藤森伝太社長。小売の棚で大手の寡占化が進む中、「家庭用味噌の立て直しは急務で、今しかない段階…続きを読む
ひかり味噌は、味噌4本柱に定める円熟、有機、国産、減塩の付加価値型商品全体が順調に推移している。特に「CRAFT MISO 生糀」が他商品を上回る勢いで伸長。減塩や健康で訴求するのではなく、「そのままおいしい」をコンセプトに、味噌初心者でも気軽に使え…続きを読む
「信州味噌」の地元、長野県はトップメーカーから小規模な蔵まで、100近い製造業者が軒を連ねる味噌の一大産地だ。全国出荷量における県のシェアは、約58%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会(全味)がまとめた県の24年味噌実出荷量は2万1421tで、前年を…続きを読む
味噌のトップメーカー、マルコメは「プラス糀 生みそ糀美人」シリーズが好調だ。ラインアップはレギュラータイプと赤系の「熟甘」、こし味噌の「なめらか」の3アイテムで、24年10月~25年2月(以下同)のシリーズ売上高は前年同期を13.3%上回った。「『糀…続きを読む
関東首都圏の味噌売場には全国の有力メーカーの定番アイテムが棚に並ぶ。依然650gや800gの商品が存在感を示す一方、液味噌や小カップのような簡便性や単身世帯に訴求した商品も多い。酢味噌やもろみ味噌、田楽味噌といった調理味噌にも根強いニーズがうかがえる…続きを読む
2024年1~12月の北海道内味噌出荷数量(北海道味噌醤油工業協同組合調べ)は1万8191t(前年比3.9%減)、仕込み数量は1万8142t(同2.5%減)となった。北海道味噌は、気候が冷涼なので長期の熟成と切り返しを要するため、辛口の米味噌、麹歩合…続きを読む