生協特集
生協は運動と事業という二つの側面を持っている組織で、それらを融合して活動している。社会的な課題についての道標となることに加え、事業面でも革新、成長を続けることが求められている。今回の特集は「社会・経営の課題の解決」「商品におけるSDGsへの取り組み」「卸などとの連携」の3つの切り口で構成した。（伊藤哲朗）
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◆生協特集：SDGsの実践へ 社会課題の解決を
特集 小売 2019.04.26日本生活協同組合連合会（日本生協連）は昨年6月の総会で、「コープSDGs行動宣言」を採択した。日本生協連、各生協はもともと、持続可能な開発目標（SDGs）に取り組んでいたが、あらためて宣言することで取り組みを加速させる。一方で生協を取り巻く経営環境は厳…続きを読む
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生協特集：全国主要65生協の経営概況
特集 小売 2019.04.26●宅配堅調も店鋪伸びず ミレニアル世代に照準 全国主要65生協の経営概況の速報を見ると、2018年度で宅配は堅調に1％程度の伸び、店鋪は0.5％程度のマイナスで着地しそうだ。生協の成長を支えてきた団塊の世代、団塊ジュニア世代の次の世代「ミレニアル世代」…続きを読む
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生協特集：大手卸動向＝三菱食品 付加価値・簡便商品に注力
特集 小売 2019.04.26◇ライフネット本部本部長 江橋邦夫氏 三菱食品全体では、一昨年から健康軸のマスターブランド「食べるをかえる からだシフト」を全国で販売開始。低糖質食品などに注力している。また2000年代に成人となったミレニアル世代が今後の市場をけん引すると分析。生…続きを読む
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生協特集：大手卸動向＝国分グループ本社 横断的組織で課題解決へ
特集 小売 2019.04.26◇広域統括部第二担当部長兼第五担当部長 南博貴氏 国分グループ本社は昨年設置した国分首都圏、国分フードクリエイト、ナックス、協力関係にある菓子卸の山星屋の4社の生協担当者による共同ワークプロジェクトを機能させはじめた。生協が取り組むSDGsへの動き…続きを読む
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生協特集：多様な連携、事例紹介＝パルシステム静岡・JA静岡経済連 宅配協業が…
特集 小売 2019.04.26パルシステム静岡と静岡県経済農業協同組合連合会（JA静岡経済連）は、昨年8月に宅配事業の協業で調印、パルシステム静岡は一気に静岡県西部での急拡大も視野に入れていたが、想定よりゆっくりと伸長していく中で、物流施設の整備など課題も見えてきた。 JA静岡…続きを読む
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生協特集：多様な連携、事例紹介＝JCA 情報発信、全国共有目指す
特集 小売 2019.04.26日本協同組合連携機構（JCA）が昨年4月に発足。生協、農協（JA）を中心に共済、医療福祉、信用金庫などさまざまな協同組合が関係する団体で、協同組合同士の連携を強めていく。JCAはその中で協同組合同士の連携事例を発信し、全国での共有を目指す。 国連が…続きを読む
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生協特集：多様な連携、事例紹介＝日本生協連 SDGs対応、海・森に注力
特集 小売 2019.04.26各地の事業連合や生協でも、持続可能な開発目標（SDGs）への対応が始まっている。コープ商品を開発・供給する日本生協連でもSDGsにもつながるエシカル（倫理的）消費に対応した商品群を開発、供給してきた。SDGsが前面に出てきた中では、「つくる責任、つか…続きを読む
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生協特集：事例紹介 JA、卸、海外でも 多様な連携で将来を開く
特集 小売 2019.04.26生協は、運動と事業の両立、事業を通して社会的な課題を解決していく組織だ。だが、生協だけで自己完結して消費者に安定的に商品を供給できるわけではなく、卸売業、食品メーカーと連携して事業展開してきた。事業が拡大し、社会性のある商品を供給しようと、組合員の理…続きを読む
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生協特集：『食べるとはどういうことか』 「食べる」版の白熱教室
特集 小売 2019.04.26パルシステム連合会が企画協力した書籍『食べるとはどういうことか』（農文協）。この本は、京都大学人文科学研究所の藤原辰史准教授が、パルシステム組合員の家族である中高生8人と「食べる」をテーマに語り合った。いわば「食べる」版白熱教室。 「今までに食べた…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝東北サンネット事業連合
特集 小売 2019.04.26●こだわる原料・製法、「古今東北福島県産さくっととろり白桃（4つ割）」 東北サンネット事業連合は福島県産の白桃の缶詰「古今東北、福島県産さくっととろり白桃（4つ割）」＝写真。白桃の中でも、缶詰原料として最適な大久保種を使用、メーカーであるサンヨー缶…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝ユーコープ
特集 小売 2019.04.26●高い熟度本来の味、「エビナトマト」 ユーコープは神奈川県海老名市で生産された「エビナトマト」＝写真＝を薦める。近隣で栽培しているため、樹上で熟度を高めた上で出荷、ユーコープの店舗へ配荷する。トマト本来の味を家庭で楽しめる。 トマトは桃太郎系の品…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝コープさっぽろ
特集 小売 2019.04.26●黄金育ちの卵使用、「『カステラ』など3品」 コープさっぽろのお薦め品は道産米を飼料にした鶏の卵「黄金（こがね）そだちのたまご」を使った「カステラ」＝写真、「どら焼き」「マドレーヌ」の3品。黄金育ちの卵を使うと生地がふっくらするという不思議な特性を…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝コープデリ連合会
特集 小売 2019.04.26●家族・環境に配慮、「榛澤さんが育てた牛切落とし」 コープデリ連合会は「榛澤さんが育てた牛切落とし」＝写真＝を薦める。北海道釧路市の榛澤牧場で育てる牛肉を使う。牛にとってストレスの少ない放牧によって肥育、薬剤はなるべく使わず、国産飼料を中心に供与す…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝パルシステム連合会
特集 小売 2019.04.26●乳幼児向けに開発、「yumyum産直小麦のやわらかうどん」 パルシステム連合会のお薦め商品は1月に発売した、オリジナル商品「yumyum（ヤムヤム）産直小麦のやわらかうどん」＝写真。こしをなくし歯ぐきでもかみ切りやすい軟らかさに仕上げた。生後6ヵ…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品 SDGs対応 つくる責任、つかう…
特集 小売 2019.04.26北海道から九州までの主な事業連合・生協のお薦め商品を紹介する。事業連合・生協に持続可能な開発目標（SDGs）に対応した商品を挙げるように求めた。地域の1次産業を応援する商品もあれば、世界的に取り組みが進んできたアジア、アフリカなどの産業と環境の両立を…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝コープきんき事業連合
特集 小売 2019.04.26●食べやすい甘さに、「CO・OPカカオ70％チョコレート」 コープきんき事業連合は「CO・OPカカオ70％チョコレート」＝写真＝を薦める。ガーナ産カカオ豆のマイルドな味わいに、力強さとキレがあるコートジボワール産カカオ豆をブレンドしたハイカカオチョ…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝東海コープ事業連合
特集 小売 2019.04.26●新製法で塩分均一、「CO・OP北海道野付産定塩秋鮭切身」 東海コープ事業連合のお薦め商品は「CO・OP北海道野付産定塩秋鮭切身（甘塩味）」＝写真。今まで塩水漬け込み方法で塩ザケにしてきたが、2018年産からはインジェクション製法を用いた定塩加工に…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝コープ北陸事業連合
特集 小売 2019.04.26●鮮度良いまま冷凍、「ブラックタイガー（中・大・特大）」 コープ北陸事業連合は粗放養殖で育てた「ブラックタイガー（中、大、特大）」＝写真＝を薦める。インドネシアで養殖。養殖池の近隣の指定加工場で鮮度の良いうちにバラ凍結する。エビのプリッとした食感を…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝コープ九州事業連合
特集 小売 2019.04.26●下処理を大幅短縮、「CO・OP殻むき簡単バナメイえび」 コープ九州事業連合は「CO・OP殻むき簡単バナメイえび」（12～14尾入り）＝写真＝を薦める。ベトナム産のバナメイエビを水揚げ後すぐに加工して、急速凍結した産地一回凍結品。背わたをとって、背…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝コープCSネット
特集 小売 2019.04.26●クセのない脂のり、「境港サーモン塩切身2切140g」 【中国】コープ中国四国事業連合（コープCSネット）のお薦め商品は、「境港サーモン塩切身2切140g」＝写真。鳥取県境港市の日本海の荒波で育った、脂がのりクセがないサーモンを塩水漬けして切り身に…続きを読む
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生協特集：主要な事業連合・生協のお薦め商品＝コープこうべ
特集 小売 2019.04.26●食感と味いろいろ、「コープス太もずく・糸もずく」 コープこうべのお薦め商品はPB商品である「コープス 太もすく・糸もずく」だ（写真は糸もずく）＝写真。太さと味付けでバリエーションを持たせ、さまざまな食感と味を楽しめる。モズクの産地である沖縄県恩納…続きを読む
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生協特集：「コープSDGs行動宣言」採択 7つの取組み加速
特集 小売 2019.04.26日本生活協同組合連合会（日本生協連）は2018年6月15日に開催された、第68回日本生協連通常総会で「コープSDGs行動宣言」を採択。「持続可能な開発目標（SDGs）」について、7つの取り組みを通じてその実現に貢献することを約束する行動宣言だ。秋には…続きを読む
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生協特集：フードドライブ・フードバンク推進 神奈川3生協と企業、自治体連携
特集 小売 2019.04.26各地の生協は破袋したコメ、売り切れなかった季節商品などをフードバンクに寄贈し、また、組合員の家庭で余った食品を集めて寄贈するフードドライブを実施する。ユーコープ、生活クラブ神奈川、パルシステム神奈川ゆめコープは、県内の企業、病院、自治体などと連携して、…続きを読む
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生協特集：各生協の取組み＝パルシステム連合会 子育て世代取り込む
特集 小売 2019.04.26パルシステム連合会は2017年6月から「3日分の時短ごはんセット」を発売、好調に推移している。単なるミールキットではなく、生協になじみの薄い子育て世代に対して、スマートフォン用のコンテンツ充実、週1回の計画的な買い物への誘導などを意図した戦略的なサー…続きを読む
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生協特集：各生協の取組み＝ユーコープ 多様性認める組織へ
特集 小売 2019.04.26ユーコープは2020年度の新卒採用から性的少数者であるLGBTQ（レスビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、性的嗜好がわからない）を積極的に受け入れる考えだ。人手不足の解消ではなく、多様性を認める組織作りだ。組織内での嫌がらせ・いじめ（ハラ…続きを読む
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生協特集：各生協の取組み＝コープデリ連合会 飼料米の活用広がる
特集 小売 2019.04.26●お米育ち豚 質と価格で浸透 コープデリ連合会はコメを飼料に使う「お米育ち豚」に2009年から取り組んできた。当初は通常の豚肉よりもやや高い価格にしていたが、現在はほぼ同じ価格でバーゲンなどでは逆に安くなる場合も出てきた。水田の有効活用、日本の農業を元…続きを読む
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生協特集：各生協の取組み＝コープふくしま 売電で農業者支援へ
特集 小売 2019.04.26●ソーラーシェアリング開始 みやぎ生協ふくしま県本部（福島県内での呼称はコープふくしま）は4月4日、農地の上に太陽光パネルを設置して発電と農作物の栽培を行うソーラーシェアリングを開始した。福島市内の農地でははじめて。原子力発電に頼らない社会構築に向けた…続きを読む
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生協特集：各生協の取組み 社会・経営課題の克服へ
特集 小売 2019.04.26生協の供給高は堅調に推移しているが、安閑としている状況ではなく、組合員の平均年齢が上がっていて、子育て世代の組合員の加入率が相対的に低く、生協が持続的に成長し続けるための布石を打っておかなければならない。また、多様性を認める社会を目指し、再生可能なエネ…続きを読む
