近畿中四国業務用低温卸流通特集

卸・商社 2019.05.30

 2019年度がスタートした。18年度天災の重なった近畿・中四国エリアだが、新元号令和で明るい時代の幕開けが印象づいた今年度は、ゴールデンウイーク(GW)初の10連休、G20、ラグビーワールドカップ(RWC)と普段体験できない大イベントが続く。さらに来年は東京五輪、21年のワールドマスターズゲームズ関西、25年の大阪万博まで商機が途切れない。成長のチャンスが押し寄せる一方で、春には働き方改革関連法案が施行され、高騰が続く物流運賃と人件費に、人手不足など企業にとって生命線となる課題は深刻化している。人力依存度の高かった業務用卸業界も時代と環境に合わせて変革を進め、物流サービスの定義も変わりつつある。持続的成長への道を模索する業務用卸、総合卸低温部門の18年度業績と19年度への期待をまとめた。(近畿中四国エリア・業務用低温卸流通取材班)