災害食特集

総合 2021.08.06

 頻発する自然災害に新型ウイルス感染症の拡大も重なり、非常用災害食の進化が加速している。乾パンからはじまり、アルファ米やレトルト、缶詰と商品形態はだけでなく、内容も生命を維持するための糖質・高カロリーの商品から、食物繊維豊富な野菜加工品、食物アレルギーや高齢者、妊婦など災害弱者に対応した、特定原材料等(アレルギー物質)28品目不使用、嚥下(えんげ)困難者向けユニバーサルフード、糖質カットなど多様化し、まさに非常食と日常食の境界がなくなってきた。(佐藤路登世)