缶詰・瓶詰・レトルト食品特集2023
缶詰・瓶詰・レトルト食品業界は今期も、厳しい事業環境下に置かれている。23年度も下期を迎えようとする中、円安の再加速も受けた原材料価格の上昇や高止まり、資材包材やエネルギー費および物流費の値上がり、最低賃金の上昇など新たなコスト増要因が積み重なり、依然として値上げの収束が見通せない状況が続いている。(本宮康博)
-
◆缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:プラスワン価値を 生活課題寄り添う
缶詰 特集 2023.09.13缶詰・瓶詰・レトルト食品業界は今期も、厳しい事業環境下に置かれている。23年度も下期を迎えようとする中、円安の再加速も受けた原材料価格の上昇や高止まり、資材包材やエネルギー費および物流費の値上がり、最低賃金の上昇など新たなコスト増要因が積み重なり、依…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:缶詰=売上数量の回復を ツナ缶・イワシ缶に期待
缶詰 特集 2023.09.13缶詰市場(丸缶・飲料除く)は原料事情などコスト環境の悪化から、今期4月以降も苦戦が続いている。一昨年から製品値上げが相次ぎ、節約志向の高まりで売上数量が減少。主要メーカーの4~7月期業績はおおむね堅調な推移だが、売上数量の回復が各社共通の事業課題とな…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:瓶詰=ジャム、縮小傾向続く 商品力の向上必須
スプレッド 特集 2023.09.13瓶詰は主力のジャムが縮小傾向を続け、海苔佃煮がコロナ特需の反落から回復している。原材料高による値上げが特にジャムで影響した。海苔佃煮は乾物の板・黒海苔が暴騰し、青海苔原料の割安、お得感もあったとみられる。共にコスト、売価高を支える付加価値化を進め、新…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:レトルト=生産量2年連続減 食肉野菜混合煮は伸…
調理品・コメまわり品 特集 2023.09.13日本缶詰びん詰レトルト食品協会の昨年のレトルト食品生産量を見ると、前年比0.5%減の38万t(5890万箱)と2年連続で減少した。カレーで家庭用製品におけるレンジ対応の透明パウチ化が進んだことなどで全体が伸び悩んだと思われる。カレーは同1.4%減の1…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:ニッスイ サバ缶本来の価値訴求
缶詰 特集 2023.09.13ニッスイの缶・瓶詰・レトルト食品カテゴリーは今期、4~7月期累計売上げが前年比微減で推移した。主力の青魚缶が魚価高騰やサバ原料不足から苦戦。瓶詰はサケほぐしが好調で、4~6月期は前年比9%増だった。原料高などコスト環境の断続的な悪化から、3月に再度の…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:はごろもフーズ ブリ使用「エブリ」育成
調理品・コメまわり品 ニュース 2023.09.13はごろもフーズの缶詰・レトルト主体の家庭用製品は今期4~6月期、値上げの影響から販売数量は減少したが、主力のツナ缶類は売上高が前年比7.8%増と伸長。ヘルシーさや利便性を訴求した「オイル不使用シーチキン」「シーチキンSmile」などが好調。デザート類…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:桃屋 食べる調味料味噌提案
調味料 特集 2023.09.13桃屋は8月28日から「鶏ごぼうみそ」「にんにくみそ」「唐辛子みそ」を新発売し、食べる調味料味噌を提案している。新たな「鶏ごぼう」は国産鶏ひき肉、国産ゴボウをごま油で炒め、相性の良い米味噌、豆味噌と合わせた。豊かな具材感でご飯のお供と訴求する。「にんに…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:永谷園 「麻婆春雨」で野菜連動
惣菜 特集 2023.09.13永谷園は「麻婆春雨」が子どもの野菜摂取、促進に最適、「レンジのススメ」が調理の負担減の即食と伝えて支持されている。「麻婆春雨」はビーフンとともに野菜連動をさらに強め、「ススメ」は「八宝菜」を拡充した。「広東風かに玉」は卵の高騰による苦戦から復調。少な…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:マルハニチロ 「どん帳」シリーズにさば照焼き
缶詰 特集 2023.09.13マルハニチロの缶詰事業は今年度4~7月期、原料不足などでサバ缶が苦戦、イワシ缶売上げは前年比38%増と非常に好調だった。サバ缶ではロングセラー「月花」ブランドの一部商品を休売するなど、水揚げ回復を待つ状況だ。また安定的な供給を最優先として、4月に包括…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:ハウス食品 「プロクオリティ」好調
調理品・コメまわり品 特集 2023.09.13ハウス食品の昨年度のレトルトは価格改定後のペースダウンがあまりなく、「〓〓(カリー)屋カレー」や「プロクオリティ」を中心に低価格製品が好調に推移した。また、60周年のタイミングで2月に発売した「レトルトバーモントカレー」が発売以降2ヵ月で目標比1.5…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:極洋 イワシ缶で数量回復へ
缶詰 特集 2023.09.13極洋の缶詰事業は今期、4~7月までのところ、原料難によるサバ缶の一時休売(5月に再開)、断続的な値上げによる売上げ数量の減少などがあったものの、注力カテゴリーのイワシ缶は売上げで前年比20%増と成果を挙げた。今後は売上数量の回復を重要課題とし、平均単…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:丸美屋食品工業 えび味噌麻婆で活性化
調理品・コメまわり品 特集 2023.09.13丸美屋食品工業は初めての「えびオイル」を別添した「えび味噌麻婆豆腐」を8月から限定発売し、消費を刺激している。基幹品の「麻婆豆腐の素」シリーズが微減し、「えび味噌」の特別感で活性化する。レトルト商材を多く揃える中華調味料群は「麻婆茄子」「贅を味わう」…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:ホテイフーズコーポレーション 県外にも宇宙食の…
缶詰 特集 2023.09.13ホテイフーズコーポレーション今期(23年9月期)業績は、ほぼ前年並みに着地する見込みとなっている。半面、収益はエネルギー価格高騰などを受け、収益は圧迫されている。8月には二度目の価格改定を実施。引き続き、市場の反応を注視しながら、「創業90周年」に関…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:エスビー食品 ニーズに応える品揃え
調理品・コメまわり品 特集 2023.09.13エスビー食品の昨年度のレトルトカレーは、前年比5.5%増の約150億4000万円と好調に推移した。複数袋の「ホテル・シェフ」が同3.7%増、「神田カレーグランプリ」が同5.0%増と伸長。また、「1日分の緑黄色野菜」もストック需要や消費者の健康志向の高…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:テーブルランド なめ茸復調、新商品も
惣菜 特集 2023.09.13トップシェアを誇る「ご飯のお供」の定番・なめ茸をはじめ、多彩な瓶詰、レトルト食品を展開するテーブルランド。今上期は、コロナ禍で伸びた“巣ごもり需要”の反動で停滞していたなめ茸売上げが、前年比8%アップと回復基調にあり、秋冬期は新商品の投入で活性化を図…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:大塚食品 ボンカレーさらに進化
調理品・コメまわり品 特集 2023.09.13大塚食品が展開する世界初の市販用レトルト食品「ボンカレー」ブランドは、2月に発売55周年を迎えた。7月には、ニンニクのおいしさを最大限引き出した「ボンカレーゴールド うま辛にんにく 辛口」「ボンカレーネオ 焦がしにんにく やみつきスパイシー 辛口」と…続きを読む
-
缶詰・瓶詰・レトルト食品特集:明治屋 「おいしい缶詰」を強化
缶詰 特集 2023.09.13明治屋は缶詰の主力ブランド「おいしい缶詰」で情報発信を強化する。食品・酒類分野で年間を通じて展開するSNSキャンペーンを活用し、認知度を高めて新規ユーザーの需要を開拓する。ECやギフト向け提案の幅も広げるほか、8月発売の新商品の育成に力を入れ、ブラン…続きを読む