即席麺特集
即席麺市場は今年、勝負の年となりそうだ。21年度(21年4月~22年3月)は、20年(20年4月~21年3月)に新型コロナウイルス感染拡大の影響で伸長した反動が考えられるからだ。特に年度の始まりの4月が、大きな前年実績となっているため、厳しいスタートとなりそうだ。そのため、好調な袋麺の維持・拡大、カップ麺のさらなる拡大に向けた取組みが重要となってくる。(久保喜寛)
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◆即席麺特集:勝負の年に カップ麺、回復目指す 袋麺、維持・拡大へ
麺類 特集 2021.02.24即席麺市場は今年、勝負の年となりそうだ。21年度(21年4月~22年3月)は、20年(20年4月~21年3月)に新型コロナウイルス感染拡大の影響で伸長した反動が考えられるからだ。特に年度の始まりの4月が、大きな前年実績となっているため、厳しいスタート…続きを読む
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即席麺特集:卸=日本アクセス 通期プラス着地見込み 購買点数拡大に取り組む
麺類 特集 2021.02.24日本アクセスの20年度(21年3月期)即席麺販売状況は20年4月~21年1月累計で前年比9%増と市場の成長を上回って推移している。拡大要因は、同社が進めているドライ商品の取り扱い強化が奏功しているためだ。期末の3月が大きな前年実績となっているものの、…続きを読む
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即席麺特集:CVS=ローソン 「名店」シリーズ強化 チルド麺との連動も
麺類 特集 2021.02.24ローソンは、即席麺カテゴリーの活性化を目指し、ナショナルブランドに加え、「ローソン名店」シリーズやPB商品「エル マルシェ」といった独自の商品戦略に取り組んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大によって市場環境が大きく変化したCVSチャネルの中で、同社…続きを読む
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即席麺特集:日清食品 周年ブランド強固に 「カップヌードル」50周年
麺類 特集 2021.02.24日清食品の21年3月期第3四半期業績(4~12月)は、売上収益1549億1700万円(前年比2.8%増)、セグメント利益265億6500万円 (同18.5%増)となった。カップ麺は主力の「カップヌードル」がけん引役となっている。袋麺は、基幹ブランド「…続きを読む
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即席麺特集:東洋水産 「QTTA」新たな販促策奏功 「マルちゃん正麺」発売1…
麺類 特集 2021.02.24東洋水産の21年3月期第3四半期(4~12月)の国内即席麺事業の売上高は、1022億7300万円(前年比1.7%増)、セグメント利益は110億4900万円(同27.8%増)と順調な業績となっている。新型コロナウイルス感染症拡大を受け、巣ごもり需要の高…続きを読む
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即席麺特集:サンヨー食品 「サッポロ一番」など袋麺が順調
麺類 特集 2021.02.24●ロングセラーブランド基盤強化 サンヨー食品の即席麺販売状況(20年4月~21年1月)は、前年を上回って推移している。カップ麺が堅調に推移する中で、同社の基幹ブランド「サッポロ一番」を中心とした袋麺が好調に売上げを伸ばしているためだ。 袋麺「サッ…続きを読む
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即席麺特集:明星食品 「麺神」リニューアル 健康系商品の活性化も
麺類 特集 2021.02.24明星食品の21年3月期第3四半期の販売状況は、売上収益が280億3500万円(前年比4.0%増)、セグメント利益が30億8000万円(同27.0%増)となった。袋麺が主力ブランド「明星 チャルメラ」の「宮崎辛麺」の好調などで伸長したことに加え、新ブラ…続きを読む
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即席麺特集:エースコック 「スーパーカップMAX」「モッチッチ」活性化へ販促…
麺類 特集 2021.02.24エースコックの20年度(1~12月)国内事業は455億9300万円(前年比1.0%増)で着地した。コロナ禍で内食化が進み、袋麺の需要が全国的に高まったことを背景に、ロングセラーブランド「ワンタンメン」が回転向上とともに販売先を広げ、売上げに大きく貢献…続きを読む
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即席麺特集:まるか商事 「ペタマックス」売上げ増に寄与
麺類 特集 2021.02.24●「獄激辛」も話題で露出拡大 まるか商事(まるか食品)の20年4月~21年1月の即席麺販売状況は、前年比2桁増で伸長し、即席麺市場の拡大を上回っている。発売45周年を迎えた「ペヤングソースやきそば」をベースとしながら、今期発売した新商品が好調に推移…続きを読む
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即席麺特集:ヤマダイ 「凄麺」好調続く 「逸品」シリーズの強化図る
麺類 特集 2021.02.24ヤマダイの4~12月即席麺販売状況は、前年比2桁増で伸長している。同社主力のカップ麺「凄麺」シリーズがけん引役となり、ノンフライが好調に推移していることが要因だ。1月も引き続き高水準で売上げを獲得しており、通期着地は前年を上回る予想だ。来期に向けても…続きを読む
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即席麺特集:農心ジャパン 「辛ラーメン」6年連続の成長 新規ユーザー獲得へ
麺類 特集 2021.02.24農心ジャパンの20年度(1~12月)の即席麺販売実績は、前年比2桁増で着地し、6年連続の成長となった。主力ブランドの「辛ラーメン」シリーズを中心にプロモーション強化と、世界で話題となった韓国映画「パラサイト 半地下の家族」に登場した「チャバグリ」で「…続きを読む
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即席麺特集:テーブルマーク 「ホームラン軒」堅調 中核アイテムに注力
麺類 特集 2021.02.24テーブルマークの20年度(1~12月)の即席麺販売実績は、前年並みで着地した。同社主力の「ホームラン軒」シリーズや「東北の味」シリーズが堅調に推移したことが要因となっている。21年度については引き続き、東北エリアを中心に「ホームラン軒」と「東北の味」…続きを読む
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即席麺特集:永谷園 「煮込みラーメン」内食志向に合致
麺類 特集 2021.02.24●新「ちゃんぽん風」も好調 永谷園の「煮込みラーメン」はコロナ対策の内食志向に合致し、今期も好業績を築いた。子どもが喜び、野菜がたくさん食べられる健康価値が支持された。ランチ訴求やフライパンレシピも好評だった。新たな「ちゃんぽん風」はメニュー適性が…続きを読む
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即席麺特集:イトメン 「あまくち醤油らーめん」発売 次世代の柱に育成
麺類 特集 2021.02.24「チャンポンめん」で知られるイトメン。「袋麺(5食)あまくち醤油らーめん」(希望小売価格税抜き555円)とカップ麺「カップあまくち醤油らーめん」(同193円)を1日発売。伊藤充弘社長は「チャンポンめんにつぐ柱へ育てたい」と意気込む。同商品は味に定評の…続きを読む
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即席麺特集:徳島製粉 「金ちゃんらーめん」“玉ねぎ”新発売
麺類 特集 2021.02.24●シャキシャキ・背脂スープ 「金ちゃんラーメン」「金ちゃんヌードル」で有名な徳島製粉。春夏に向けては2月8日から「金ちゃん玉ねぎらーめん」を新発売。また新型コロナによる需要増でアイテムを絞って販売していた「金ちゃんぶっかかけうどん」シリーズも、今年…続きを読む
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即席麺特集:ハウス食品 「うまかっちゃん」“九州の味”支持
麺類 特集 2021.02.24●内食・備蓄需要で拡大 ハウス食品の即席麺事業は昨年4月から12月までの金額ベースで前年比9%増、主力の「うまかっちゃん」も同8%増と好調。消費者が外出を控えていることにより、袋麺に対する内食、備蓄需要が継続的に高まっていることが好調の要因だ。 …続きを読む
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即席麺特集:サンポー食品 今年創業100周年 博多華味鳥監修商品を投入
麺類 特集 2021.02.24サンポー食品は、1921年大石忠蔵氏が佐賀県基山町で、米穀卸商、大石商店を創業したのが始まりで今年創業100周年を迎えた。 麺事業は49年旭製粉製麺所を設立し、製粉製麺事業を開始した。農協と乾麺の取引を開始し、事業の基盤が築かれた。59年ごろ、棒状…続きを読む
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即席麺特集:五木食品 多彩な独自商品開発 乾麺・包装麺から棒状麺も
麺類 特集 2021.02.24五木食品は主力商品の乾麺のほかに、包装麺といわれるLL麺も柱の一つになっている。九州では即席麺が商品化される前から数多くのメーカーが存在し、生タイプのうどんは大きな市場を形成していた。 だが、50年を経た今、その多くが淘汰(とうた)の歴史を刻み、つ…続きを読む
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即席麺特集:マルタイ 唐津市に「マルタイラーメン」新工場着工
麺類 特集 2021.02.24●日産20万食の能力 マルタイでは、棒状「マルタイラーメン」の新工場建設に着手し、来春完成をめどに建設が進んでいる。同品は同社創業の礎となる商品で、現在は九州ご当地シリーズなど数多くシリーズ商材がある。 直近では巣ごもり需要の高まりで、袋麺の人気…続きを読む