塩特集2023
食品スーパーやコンビニエンスストア、百貨店などで販売される家庭用塩は、人口減や高齢化、食の外部化などを背景に減少傾向にある。生活習慣病予防の観点から塩分摂取の目標値が徐々に引き下げられるなど、国の施策も消費者の“減塩志向”に拍車を掛ける。（涌井実）
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◆塩特集：“減塩志向”に拍車 試される創造力 成熟市場で差別化を
調味 2023.11.22食品スーパーやコンビニエンスストア、百貨店などで販売される家庭用塩は、人口減や高齢化、食の外部化などを背景に減少傾向にある。生活習慣病予防の観点から塩分摂取の目標値が徐々に引き下げられるなど、国の施策も消費者の“減塩志向”に拍車を掛ける。加工食品でも…続きを読む
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塩特集：家庭用＝22年度は1.2％減少 価値を伝える努力が必要
調味 2023.11.22財務省が発表した最新の塩需給実績によると、22年度に小売店などを通じて販売された塩（特殊用塩、特殊製法塩を含む）は16万t（前年比1.2％減）だった。過剰な塩分摂取を抑制するため、調理時に使用を控えたり、他の調味料で代用したりする消費者が増え、ダウン…続きを読む
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塩特集：業務用＝消費量マイナス続く 5年で15％減 おいしさ維持の工夫光る
調味 2023.11.2222年度に食品加工用として消費された塩は62万9000t（前年比5.4％減）だった。内訳は漬物用6万8000t（同5.6％減）、味噌用2万t（同16.7％減）、醤油アミノ酸用13万1000t（同5.8％減）、水産用11万9000t（同4.8％減）、調…続きを読む
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塩特集：相次ぐ値上げ 自助努力の限界超える
調味 2023.11.22想定を超える物流費やエネルギーコストの増加、円安による輸入塩価格の高騰などを背景に、塩業界では経営環境が急速に悪化している。メーカーは自助努力でコストダウンを進めてきたが、すでにそれも限界に達し、昨年から今年にかけては多くの企業が価格改定を行った。適…続きを読む
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塩特集：POSデータ全国売上げランキング センター塩減少 強さ際立つ伯方、天…
調味 2023.11.22日本食糧新聞社が代理販売するPOSデータ（KSP-SPが独自に集計した全国994店舗から構成されたデータ）を分析し、2022年9月～2023年10月の売上げランキングを作成した。 1～10位には伯方塩業「伯方の塩」（1kg）や赤穂化成「天塩」（1k…続きを読む
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塩特集：塩事業センター 「塩ひとふり」国際評価
調味 2023.11.22公益法人である塩事業センターは、生活に欠かせない生活用塩の安定供給をはじめ、塩に関する調査研究や緊急時に備えた備蓄などを行い、わが国の食生活を支えている。 22年度の生活用塩の販売数量は、食塩シリーズや大袋タイプなどの「国産塩」が前年比3.7％減の…続きを読む
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塩特集：日本海水 「和の豊塩」装い新たに
調味 2023.11.22国内製塩最大手の日本海水は、赤穂工場（兵庫県）と讃岐工場（香川県）を拠点に高品質な塩の供給に力を注ぐ。昨年価格改定を行った業務用塩はさまざまな塩種をライアンアップし、今期も引き続き安定供給に努める。 家庭用塩では中小容量のアイテムの動きが活発化。主…続きを読む
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塩特集：鳴門塩業 「鳴門ブランド」生かす
調味 2023.11.22徳島県鳴門市に本社工場を構える鳴門塩業は、食品加工などに使われる業務用塩の安定供給に努める。戦略的に一部商品を終売した家庭用塩は「鳴門ブランド」の持つポジティブなイメージを生かし、取引先の拡大を狙う。エネルギーコストの高騰で昨年に引き続き今年も値上げ…続きを読む
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塩特集：天塩 主力商品の価値再訴求
調味 2023.11.22今年会社設立50周年を迎えた天塩は、「赤穂の天塩」シリーズなど既存の主力商品の価値を再訴求する。コンセプトが明確なアイテムについては提案方法を再検討し、顧客に商品価値が伝わるよう工夫する。消費者との貴重な接点となるキッチンカーや本社併設のキッチンスタ…続きを読む
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塩特集：味の素社 「アジシオ」好調に推移
調味 2023.11.22味の素社は「アジシオ」の若年向けメニュー発信が奏功して、好調に推移している。料理研究家のリュウジが「アジシオ」を使った「至高のおにぎり」などを紹介し、売上げを伸ばした。22年10月に原料高で値上げして22年度は減収。「瀬戸のほんじお」「やさしお」は2…続きを読む
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塩特集：味食研 業務用需要の戻り着実
調味 2023.11.22味食研の塩事業の前期（23年7月期）売上げは、前年比8.7％増で着地した。多少の値上げ効果があったものの、ここ数年は同3～4％減で推移してきたことからすれば状況が好転している。 前期は物量ベースでも前年を上回った。業績をけん引しているのは売上構成比…続きを読む
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塩特集：伯方塩業 「スタンドパック」伸長
調味 2023.11.22伯方塩業の看板商品「伯方の塩1kg」が日経POS塩カテゴリーで4年連続売上げ1位を獲得。9月時点でも5年連続首位獲得に向けて好調に推移している。 そのほか「伯方の塩スタンドパック200g」も好調に推移している。同品は、保存に便利なチャック付きで、購…続きを読む
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塩特集：マルニ 販路広げる多彩な小袋
調味 2023.11.22塩専業メーカーのマルニは多彩な小袋塩提案で業務・加工用ルートでの販路を着実に広げている。23年3月期業績は売上げが前年比で微減、原材料や包材、製造コストの高騰で苦戦を強いられたが黒字をキープした。 今期は7月納品分から実施した4年ぶりの価格改定の浸…続きを読む
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塩特集：エスビー食品 「マジックソルト」堅調
調味 2023.11.22エスビー食品の「マジックソルト」は、コロナ禍から経済活動が復活し外食需要の回復する一方で内食化傾向に陰りが見え始めている状況下、堅調な推移を続けている。4月から9月までの半年間は前年並みを維持した。 最近のシーズニングソルト市場はアウトドア専用スパ…続きを読む
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塩特集：日本緑茶センター 使用シーンの拡大図る
調味 2023.11.22日本緑茶センターはハーブソルト「クレイジーソルト」シリーズは「クレイジーソルト」「ガーリック」「レモン」「ペッパー」「バジル」「岩塩」「オーガニック」の全7品で展開、ハーブソルトの定番の地位を目指す。 前期（23年8月期）は巣ごもり需要時の伸長をキ…続きを読む
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塩特集：多田フィロソフィ 生産量3倍へ設備投資
調味 2023.11.22多田フィロソフィの「淡路島の藻塩」が業務・加工用ルートで支持を高めている。「淡路島の藻塩使用」と記す加工食品や惣菜・弁当が国内CVSやSMに加え、海外の売場でも続々と登場。 今期、創業350年を迎えた同社は生産設備投資計画も進め「藻塩事業を伸ばして…続きを読む
