徳島県鳴門市に本社工場を構える鳴門塩業は、食品加工などに使われる業務用塩の安定供給に努める。戦略的に一部商品を終売した家庭用塩は「鳴門ブランド」の持つポジティブなイメージを生かし、取引先の拡大を狙う。エネルギーコストの高騰で昨年に引き続き今年も値上げを行ったが、製塩設備の更新やメンテナンスなどにかかる費用が利益を圧迫している。 家庭用塩は程よくにがり分を残したウエットタイプの「阿波の国 なるとの塩」「阿波 鳴門のうず塩」、ドライタイプの「活きた潮水
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食品スーパーやコンビニエンスストア、百貨店などで販売される家庭用塩は、人口減や高齢化、食の外部化などを背景に減少傾向にある。生活習慣病予防の観点から塩分摂取の目標値が徐々に引き下げられるなど、国の施策も消費者の“減塩志 […]
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