塩特集2023
塩特集:相次ぐ値上げ 自助努力の限界超える
想定を超える物流費やエネルギーコストの増加、円安による輸入塩価格の高騰などを背景に、塩業界では経営環境が急速に悪化している。メーカーは自助努力でコストダウンを進めてきたが、すでにそれも限界に達し、昨年から今年にかけては多くの企業が価格改定を行った。適正な利益を確保し、それを商品開発や人材育成、設備更新などの定期メンテナンスに充てられなければ、持続可能な成長は見込めない。
国内最大手の日本海水をはじめ鳴門塩業、ダイヤソルト、ナイカイ塩業など製塩各社は