24年度の乳児用調製液状乳(液体ミルク)は、前年から大幅に伸長して推移した。育粉市場内で4~5%のシェアを占める同カテゴリーだが、24年は8月に宮崎県で発生した震度6強の地震、南海トラフ地震臨時情報の発令で、一気に防災備蓄意識が高まった結果、単月で約…続きを読む
24年の粉ミルク(調製粉乳)輸出量は、前年を3.1%上回り、8001tとなった。22年に過去最高となってから一転、23年は減少したが、再び増加に転じた。国内の「調製粉乳」生産量における輸出向けの割合も、30.0%と上向いている。 輸出量が急拡大した…続きを読む
厚生労働省が2月27日に発表した「人口動態統計(速報値)」によると、24年1~12月の出生数(外国人を含む実需ベース)は、72万0988人。前年比5.0%減となり、9年連続で減少。この10年間で約30万人減となり、過去最少の出生数となった23年を更新…続きを読む
育児用調製粉乳、ベビーフード市場を取り巻く環境は厳しさを増している。出生数の減少は歯止めがかからず、終わりの見えない物価高は子育て環境にも影響。生活防衛意識、タイパ・コスパ意識がじわじわと浸透しつつあり、数年前までと市場の様相は大きく異なっているとい…続きを読む
大川食品工業の24年のいりぬか・ぬかみそ販売は、異常気象に伴う野菜の高騰、その他の食品も継続して価格が高騰しており、消費者の買い控えが進み、各商品群でボリューム・金額とも低調だった。 同社のぬかみそパックは、自然発酵で熟成済みのぬか床がパッケージさ…続きを読む
三色香辛料の24年上期は、夏以降の野菜の高騰などによって若干売上げが落ちたが、特売や新規導入によって年間でも現状維持となった。唐辛子関連は前年比5%強売上げが伸びた。 いりぬか製品に、基本的な天然素材のみを配合し家庭独自の味付けがしやすい「味付ぬか…続きを読む
伊勢惣は「麹屋が作った熟成ぬか床」を1日に発売した。発酵による自然のうまみが味わい深いぬか床で、調味料などは不使用。自社製造の麹発酵調味料を使用している。乳酸菌、酵母が生きている生のぬか床で発酵熟成済み。袋で漬けるだけでぬか漬けができる。 商品開発…続きを読む
富士食糧は3月、少しの野菜でもう一品プラスシリーズから新商品「もう一品プラスなす漬の素」を発売した。漬物の素製品に、水を加えるだけでぬか床ができる「ビール酵母 ぜいたくぬか」「ぬかみそ名人」、生ぬかに卵殻を配合していりあげた「いりぬか」のほか「きゅう…続きを読む
●生鮮野菜高騰の影響大きく チヨダのぬか関連製品は「ぬかみそからし」や「熟成ぬか蔵」などのロングセラー製品を有し、堅調な成長を続け市場において確かな価値を提供している。直近1年間は、天候不順や猛暑などによる生鮮野菜高騰の影響を受け、ぬか関連市場全体…続きを読む
みたけ食品工業の漬物材料の販売状況は、昨年より微増傾向で推移しているが、依然としてコロナ禍特需には未達となっている。主力商品の「発酵ぬかどこ」シリーズは同社の代表的商品。また、姉妹品の「発酵ぬかどこ燻製風味」が伸長している。 「燻製風味」は「発酵ぬ…続きを読む