2025年は、成長戦略の再構築が進む起点の年となりそうだ。昨年は賃金の伸びを踏まえて個人消費は緩やかながら回復傾向が見られたものの、物価上昇に見合う所得アップが容易ではなく、節約志向や二極化など選択の目がより厳しくなったといえる。こうした環境下で、小…続きを読む
ニシカワ食品は、生産能力増強に向け新工場建設を進めている。来年5月からの稼働を予定し、生産高を従来より高める。 同工場は、兵庫県加古川市の本社工場敷地内の1048平方mに建設。食パン製造ラインを新工場に移設し、稼働中の工場に菓子パン製造ラインを増設…続きを読む
YKベーキングカンパニーは、9月発売の「国産米粉使用」シリーズを看板商品として成長させるべくブランディングを進めている。米粉をはじめ、小麦粉、焙煎(ばいせん)玄米粉、米麹ピューレなど国産素材を多用することで“おいしさ”に加え“安全・安心”や“食糧自給…続きを読む
オイシスは地域貢献事業の一環として、地場産品を使用した商品開発に注力している。地産地消をテーマにしたオリジナルブランド「うまいもん関西」の展開に加え、今期は兵庫県の「百貨店・商社・小売店等と連携した流通促進事業」に基づき県産イチゴ「あまクイーン」の規…続きを読む
名古屋市のフジパンは25年、スナックサンド発売50周年を迎えるに当たり、50周年を記念したキャンペーンや商品展開も視野に入れ、取り組みを強化していく。 同社はコラボ商品と他社との差別化を図るために、地域限定商品の開発にも注力している。他社とコラボレ…続きを読む
名古屋市の敷島製パンの前期(24年8月期)売上高は、23年7月に実施した価格改定により増収を確保した。また、労働生産性の向上をはじめとするコスト削減や価格改定により原材料とエネルギー価格の高騰を吸収したため、増益で着地した。 今期の価格改定は、25…続きを読む
山崎製パンの24年12月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年比8.7%増の9195億9300万円、営業利益が同39.2%増の387億8500万円で過去最高売上げ、利益を達成した。主力の品質向上を図るとともに二極化、三極化戦略によって低価格製品や値頃…続きを読む
2024年の製パン市場は充実の1年となった。23年7月の価格改定効果で、主要大手製パンメーカーはおおむね増収で推移。利益面でも増益で推移している企業が多い。KSP-POSデータによる24年1~11月の食パン・食卓ロールの累計販売金額は、前年比0.7%…続きを読む
明治屋仙台一番町ストアーの営業開始は1985年。大手資本の進出、撤退という仙台商圏の流通再編の流れをみながらも独自路線を歩んできた。価格競争とは一線を画し「ワンランク上の豊かで楽しい食生活の提案」を掲げ、他の小売業にない商品、サービスが支持を集めてき…続きを読む
みやぎ生活協同組合はスマートカートシステム「Skip Cart」(スキップカート)を10月30日から愛子店(仙台市青葉区)に60台導入している。これまでの有人レジに加え、セルフレジを導入、さらにスキップカートに導入によって組合員がスムーズに買い物でき…続きを読む