加工わさび市場は家庭用、業務用ともにコロナ禍以降ようやく回復基調に入ったといえる。家庭用は金額ベースで前年比約2桁伸長し、数量ベースでも前年を上回った。業務用は首都圏を中心として国内需要が回復するとともに、輸出がけん引している。長い低迷期からようやく…続きを読む
缶詰・レトルト食品のギフト市場はここ数年、新型コロナ流行期をピークに需要の減退傾向が続いてきた。コロナ禍では長期保存が可能なこれらカテゴリーが見直され、自家消費も含めて需要が急伸。だが正常化後は円安による原材料価格の高騰もあり、一様に値上げが進んだこ…続きを読む
今歳暮期のコーヒーギフトは、伸長するスティックギフトや環境配慮に対応したギフト提案などが活発化している。歳暮需要(フォーマルギフト市場)に加え、ニーズが高まるカジュアルギフト市場も視野に、多様化するユーザーニーズに応える多彩なラインアップを提案する。…続きを読む
食用油ギフトは生活必需品としての特性に加え、ギフトならではのプレミアム感やを演出する“おいしさと健康”を兼ね揃えるカテゴリーとして定着している。人気のオリーブオイルギフトを核に、アマニ油やこめ油、健康オイルやアソート品など豊富なラインアップを揃える。…続きを読む
海苔ギフトは前期、仏事ギフトがけん引し全体では微増となったもようだ。海苔は微弱傾向、瓶海苔は大幅に下落、仏事用はコロナ後回復傾向が見られる。 24年中元期は、仏事ギフトがけん引したものの、一般ギフトは厳しかった。 海苔は前年に続き微弱傾向となって…続きを読む
ビール類の24年度歳暮は、ギフト限定を訴求するアイテムが目立つほか、FSC認証ラベルの表示など環境保全を訴求するセットを含む、贈り手・もらい手双方の満足度アップを狙う提案が揃う。 アサヒビールは主力ブランドの「スーパードライ」を中心に「同 生ジョッ…続きを読む
洋菓子(一部和菓子含む)における歳暮ギフトは従来までの定番ギフトとしての需要に加え、「プチ贅沢」などの自家消費(贈答以外の自身での消費)需要の増加を背景とする価格帯の広がりや、EC・通販分野の拡充に伴う購入形態の多様化が顕著化している。また、クリスマ…続きを読む
歳暮ギフトは伝統的な贈答用途が減少する一方、冬ギフトとして意味合いが広がり、クリスマスや年末年始のギフト機会にも通じる傾向が見られる。同時に販売チャネルのオンラインシフトが進み、百貨店やスーパーの店頭展開は期間を短縮する流れにある。小売の提案は業種を…続きを読む
もちの需要が高まる年末年始に向け、工場をフル稼働させる山形市の城北麺工は、原料価格の上昇を受け、末端への適正な価格転嫁を実施してきた。もちをダウントレンドとみる向きもある中で、いかに販売数量を維持できるかが課題となる。 農林水産省東北農政局が10月…続きを読む
前原製粉は「量」より「質」を追求する指針の下、日本の伝統食であるもちの価値継承に力を注いでいる。原材料費高騰や人件費上昇など昨今のコスト高対策として価格転嫁を9月に実施し、鮮度と風味にこだわる高品質なもちの味わいを固守。次世代の食文化発展を見据えなが…続きを読む