新年度の始まりとなる4月は、食品界の経営に影響を及ぼす制度や仕組みの変化が相次ぐ。最大の焦点はドライバーの時間外労働規制の適用開始で、製配販3層がこれまで準備してきた物流危機回避への取組み成果が試される。消費者の誤認を防止する無添加表示の規制強化も本…続きを読む
トラックドライバーへの時間外労働規制(年最大960時間)の適用が目前に迫る中、輸送需給対策の要となるパレット標準化の骨子が固まった。 国土交通省などが事務局を務める官民物流標準化懇談会のパレット標準化推進分科会(以下、分科会)は、このほど最終取りま…続きを読む
ネスレ日本は、JR貨物グループ3社と連携し、貨物量の多い走行距離500km以下の中距離帯で、定期貨物鉄道輸送を2月から開始した。静岡県のネスレ日本島田工場から大阪府のJR貨物百済貨物ターミナル駅までの距離約330kmの輸送をトラックから鉄道に切り替え…続きを読む
【北海道】食の安全を物流でサポートするクリアカンパニー、日幸産業運輸(石狩市)は昨年11月、「石狩第2物流センター」に隣接して「同WEST」棟を増築竣工、汎用性の高い食品の流通加工機能を武器に一段と存在感を高めている。「WEST」棟では、トラックが接…続きを読む
アイリスオーヤマは、静岡県御殿場市に飲料水を中心に保管・出荷を行う「御殿場物流センター」の建設を決定した。食品事業強化を打ち出し、21年に富士小山工場、23年に富士裾野工場と、相次ぎ飲料水生産設備を新設したものの、まだ供給量が不足していることから、両…続きを読む
【関西】ニチレイロジグループで果汁や乳製品の取り扱いに強みを持つキョクレイは15日、西日本初の拠点となる「神戸六甲物流センター」を稼働した。設備能力は2万7691t。輸入品の扱いに適した神戸港に近い立地で通関・保管から分析・加工・配送までの付加価値サ…続きを読む
キユーソー流通システムの23年11月期連結決算は電気・軽油などの各コスト上昇に加え、鳥インフルエンザ感染拡大による鶏卵供給不足の影響などを受け、厳しい事業環境となった。共同物流事業帰属の一部資産について減損損失を計上した関係上、純利益は減少したが、厳…続きを読む