スター・グッドマン流通研究所共同事務所代表 星 良雄
20年に発生したパンデミックと、その後、各地で起きている戦争の影響で経営環境は大きく変化したまま、状況はますます悪化するのみで改善の兆しが見えない。特に、流通業を圧迫しているのは輸入物価指数の上昇だ。22年の年間上昇率は約40%におよび、現在も状況は変わらない。そればかりでなく、22年1月の対ドル円相場は115円台で、現在まで多少の動きがあったにせよ150円台前後で下げ止まったままだ。加えて、国内的にはいわゆる物流の2024年問題などを契機に人手不足が顕著になり、物価・人件