今日は何の日

9月9日。今日は手巻寿司の日

9月9日は株式会社スギヨが制定した手巻寿司の日。手巻き寿司をくるくるとつくる語呂合わせに由来する。

水産加工 今日のキーワード: 海苔

手巻寿司に欠かせない海苔は独特の売られ方をしていた

乾のりの流通は日本橋の魚河岸ができ荷物の集散地となって から、日本橋界隈の問屋が主導権を握り各地に広まった。

仕切り場には店の旦那と値付けする専門番頭がいて、運ばれてくる荷物に値段をつけ、これが相場となった。ノリの生産時期が終わると交換市(これら大 問屋は組合を結成)を開いた。決済は現金が一部で、あとは潮合いに精算したというから半カ月勘定だった。売先は百貨店ができる前は大阪方面に出荷もしていた。大問屋は産地問屋、漁民に資本も貸出し面倒をみていたようである。

明治末頃の大問屋(山本海苔店の場合)の人数は60~70人だが、冬は70~80人 と季節労働者を雇った。信州からの出稼ぎが多かったという。

明治当時ののりの価格は1帖10銭以下、第一次世界大戦後20銭ぐらいといわれる。なお百貨店が生まれたのは1915、16(大正4、5)年の頃で、のりは食 品部が扱った。

戦時中はのりも配給制度で、入札制度は中断となったが、戦後生産量がアップするのと同時に生産者側は単協、県漁連、中央団体とよく整備統制されて各 地に強力な共販入札制度が復活し、問屋側には入札指定商制度を設けて、対買い手との関係で絶対的な強い立場に立つことになった。だがこの売り手市場も長くは続かない。昭和40(1965)年代後半から過剰生産気味となり、立場は逆転して“買い手市場”となり現在にいたっている。

(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:東京海洋大学大学院  藤田大介))

鳥インフル急増、卵高騰も=牛に感染波及で混乱―米【時事通信速報】
2024.05.04
〔新商品〕桃味の乳酸菌飲料=森永乳業【時事通信速報】
2024.05.04
農産物貿易の促進議論=経済連携交渉の日程終了―米台【時事通信速報】
2024.05.04
【速報】ベニコウジ色素と紅麹原料の比較表公開 日本食品添加物協会
2024.05.03
【速報】キッコーマン、最高業績を達成 海外増に円安の追い風も
2024.05.03

タイアップ企画広告一覧

動画配信フードジャーナル

日食フードジャーナル

おうちで焼肉

毎日が展示会