●市場活性化へ「トッパー」 いなばペットフードの前期(24年3月期)の売上げは、ペットフード市場の動き同様、値上げも追い風に前年比2桁増で着地した。数量ベースでは少し苦戦を強いられたものの、全体的に6個入り、8個入りといったバンドル販売が売上げに寄…続きを読む
◇卸に聞く ペットフード卸最大手のジャペルはペット家電や冷凍フードなどの提案を通じて新たな市場創出に取り組む。中でも物価高で販売数量が伸び悩む中、プラス1品の購入につながる提案に力を入れる。同時に仕入れ先・顧客双方からの信頼獲得にも注力。2030年…続きを読む
◇卸に聞く 三井物産流通グループは食系総合卸の中でペットフードの売上げナンバーワンを誇る。食系卸として「ペットの食事」を真剣に考え、ペットとの一家団らんを見据えた提案で業界をリードし続けている。今回、三井食品ユニット商品本部ペットケア部の田原剛部長…続きを読む
◇小売に聞く 名古屋市のヤマナカは毎週土曜日に特売を行うなど、ペットフードが集客の柱の一つとなっている。10月からメーカー協賛の販促キャンペーンを開始。光嶋雅樹チーフバイヤーは「食品スーパーには珍しい企画で他店との違いをより鮮明する」と意気込む。(…続きを読む
◇生協の取り組み ●小型商品で宅配と差別化 石川県内で食品の宅配事業や店舗事業などを手掛ける生活協同組合コープいしかわは、店舗・宅配の両軸でペット関連商品を取り扱っている。店舗事業でのペットフードの品揃えは、近年のネコブームにのっとり、ネコ関連の…続きを読む
ペットフード協会が先ごろ発表した2023年の全国犬猫飼育実態調査(推計値)によると、ネコの推定飼育数が約906万9000匹、イヌが約684万4000匹だった。ネコの飼育数が微増で推移しているのに対し、イヌは減少傾向にある。飼いやすいネコに人気が集まっ…続きを読む
●ノントレー包装など地元小売業も取組み 長引く物価高によって消費者が安価な商品を求める傾向が強まっており、多くの小売・流通業では個人消費の落ち込みで業績が低迷している。世間の低価格志向に合致する商品・販売施策を打てば打つほど、コスト増を販売価格に十…続きを読む
消費者庁・農林水産省・環境省は全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会と連携し、12月から来年1月末まで、外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンを実施する。グループでの外食機会が増える年末年始の食品ロス量を抑制するため、集中的に対策を講じ…続きを読む
キユーピー(高宮満社長)は25年度(25年11月期)を起点とする中期4ヵ年計画で事業構造改革と成長領域への投資を加速する。成熟化が進む国内で資源分配の思い切った見直しや製造拠点の再編・機械化に取り組むとともに、海外などに積極的に投資し、収益力と資本効…続きを読む
25年3月期中間決算は、鳥インフルエンザの影響から脱して主力のタマゴ加工品が回復し、CVS向けなどのタマゴサラダが好調だった。利益面でもタマゴ加工品の数量回復による生産効率の改善などが大きく寄与。調味料・加工食品事業の営業利益は前年比744%増と急拡…続きを読む