明治屋仙台一番町ストアーの営業開始は1985年。大手資本の進出、撤退という仙台商圏の流通再編の流れをみながらも独自路線を歩んできた。価格競争とは一線を画し「ワンランク上の豊かで楽しい食生活の提案」を掲げ、他の小売業にない商品、サービスが支持を集めてき…続きを読む
1949年、魚の内臓から天然由来のビタミンAを抽出する事業を主軸として、理研ビタミンは設立された。“天然物の有効利用を図る”という方針のもと、ビタミンAで培った抽出・精製・濃縮技術から事業を多角化。この技術は現在も商品開発に生かされている。ドレッ…続きを読む
九重味淋は、愛知県碧南市で250年以上続くみりんメーカーだ。江戸時代から脈々と受け継がれてきた伝承の技により造られた本みりんは、老舗料亭の料理人達からその味を認められてきた。根強いファンを獲得してきた同社だが、新たな顧客層を取り入れようと、直売店や直…続きを読む
【関西発】「旨くて、安くて、楽しい」をモットーに、食い倒れの街・大阪で1963年に創業した寿司店「がんこ」。現在は寿司・和食店を中心に国内外で72店舗を展開する「GANKO」へと進化を遂げ、既存の枠にとらわれない和食の提案で外食産業に新風を吹き込んで…続きを読む
漬物文化の維持発展における食育の位置付けは大きい。味覚が固まる幼少期ほど、漬物に触れる機会は肝要だ。漬物が並ばない食卓で育った子どもが今まさに親となり、子どもとの食事で漬物を並べない循環が起きている。大きな課題だが、自社の可能な範囲で食育を進めていく…続きを読む
長年にわたり、日本への多種多様な食品規制や食品企業への貿易規制に関するコンサルティングや製品開発の専門家として活動してきた。先般の欧州定点観測では、国際線はウクライナ戦禍により迂回した飛行経路を設定せざるを得ない状況が続いており、航空運賃の上昇が依然…続きを読む
【関西発】モノ認識・モバイル端末の活用で業務のDXを推進するアスタリスクの主力事業「AsReader(アズリーダー)」がこのほどサービス開始10年を迎えた。同事業は現場の業務をスマートフォン1台に集約することで、店内インカム、チャット、勤怠管理、入出…続きを読む
牛乳・乳製品は、戦後の食糧難の時代から栄養面で子どもたちを支え、日本人の体位向上にも大きく貢献した。ただし最近は学校給食用牛乳は飲み残しが多いため、飲用の希望選択制をとる自治体もある。次世代を担う子どもたちの成長期の体作りに、カルシウムの不足が懸念さ…続きを読む
当社は昨年の鳥インフルエンザの拡大による鶏卵不足を教訓に、調達・供給体制を大幅に見直した。ニーズの高い卵加工品に関しては製品在庫にかなり厚みを持たせた。 気候変動や地政学リスクによる調達環境変化や物流需給の悪化を背景に、在庫を持つのは決して悪いこと…続きを読む
25年3月期中間決算は、鳥インフルエンザの影響から脱して主力のタマゴ加工品が回復し、CVS向けなどのタマゴサラダが好調だった。利益面でもタマゴ加工品の数量回復による生産効率の改善などが大きく寄与。調味料・加工食品事業の営業利益は前年比744%増と急拡…続きを読む