24年の米菓市場は、大手中心におおむね好調だった。各社、微妙に事情は違うものの増収増益で着地するところが多かったようだ。原料米の高騰はじめ、人件費や物流費などすべてのコストが上昇する中、各社ともに主力商品を中心に価格を改定したが、売上げへの影響はあま…続きを読む
サントリーは18日、ボタニカル(草根木皮)で香り付けした蒸留酒「ジン」の販売を30年に24年比で約1.8倍の345億円に伸ばし、国内ジン市場のシェア8割を目指すと発表した。25年は国産ジンの主力ブランドを刷新するほか、大阪工場に新たに10億円を投じ見…続きを読む
即席麺市場は袋麺・カップ麺ともに、前年を上回って推移している。相次ぐ物価高騰に伴い、安心感を求める消費者層により、各社の主力NBの売上げが堅調に推移したことが要因だ。生活スタイルの見直しを強いられた消費者が“よく知っているブランド”を購入するケースは…続きを読む
●国産発売100周年で熱視線 24年の家庭用マヨネーズ総販売額は前年比1.5%増の670億円で着地した(本紙推計)。プラス成長は3年連続。ただし、24年とそれ以前とでは市場環境と増加要因が大きく異なっている。 マヨネーズは21~23年にかけて計4…続きを読む
洋風調味料の中で最大の市場規模を持つマヨネーズ・ドレッシング。24年は前年の鶏卵高騰に伴うマヨネーズの値上げから一巡したことで、金額面の失速も懸念されたが、家庭用の通年販売額は前年比0.7%増の1521億円(本紙推計)となり、プラス基調をキープした。…続きを読む
穀粉・製菓原材料業界は、23年産、24年産と続いているコメ不足の影響によって、穀粉製品の大幅な値上げを2年続けて行っている。25年産もさらなる原料価格の高騰が見込まれており、加工用米、米粉用米、もち米について生産者サイドは生産意欲がなく、原料確保が難…続きを読む
サントリーは18日、ボタニカル(草根木皮)で香り付けした蒸留酒「ジン」の販売を30年に24年比で約1.8倍の345億円に伸ばし、国内ジン市場のシェア8割を目指すと発表した。(岡朋弘) ※詳細は後日電子版にて掲載いたします。
オーストラリア産アボカドが日本市場で存在感を高めている。現在、市場ではメキシコ産が9割以上を占めている。オーストラリア産の日本への輸入は2018年に解禁。19年の輸入量は3.7tだったが、2024年546.3tとなり5年で148倍に増加している。こう…続きを読む
世界各地域からの原料に依存するスパイス原料は、為替の影響や産地の政情不安などの影響を受けやすい。特に現在は為替が円安傾向にあり、米国をはじめとするさまざまな国での政権交代による影響などで過去にないほど先行きが読めない情勢となっている。これに世界中で起…続きを読む
家庭用スパイス市場は長期的な成長を続けているがコロナ禍以降、内食化傾向の拡大によりさらに市場は拡大した。コロナ禍からの回復以降は、外食産業の復活などによりその伸びは鈍化した。現在は原材料高騰や各コスト上昇による価格改定の効果があり、金額ベースでは市場…続きを読む