24年度のアイスクリーム市場は2年連続で過去最高の6000億円超えが見えてきた。市場の見方も4~12月で前年同期比6%増という声が大勢で、このまま3月まで好調を維持する見込み。昨夏の猛暑や残暑の追い風に加え、他の嗜好品と比べた際の値頃感が打ち出せたこ…続きを読む
2025年の乳業各カテゴリーの消費動向を展望する。24年は継続するコスト高への対応が続いていたが、価格改定が一巡。業界内では3分の1ルールの是正など、商習慣の見直しへの兆しも現れ、チルド物流における合従連衡も進んだ一年だった。ただし、消費動向に目を向…続きを読む
2025年の酪農乳業界は、生産・流通サイドには「変化」の年に、消費者サイドには「見極め」の年になりそうだ。折からの世界情勢の緊迫化を端緒とするあらゆる生乳生産コストの上昇で、酪農経営への圧迫は続き、離農の加速で「令和の酪農危機」からの脱却はまだ道半ば…続きを読む
全国豆腐連合会によると、世界大豆の需給予測値は先月からの大幅な変更はないもよう。12月のシカゴ相場は1ブッシェル9.85ドル近辺から始まり、最終的に9.87ドルほどの引けとなった。 米国農務省の12月の発表によると、米国産大豆の予測値は供給面、需要…続きを読む
●需要喚起へ試飲機会積極創出 日本豆乳協会の調べによると24年の豆乳類生産量は前年比増で推移しており、20年以降低迷していた需要が回復傾向にある。同協会は24年9月、豆乳の摂取状況や購入意向、認知・理解状況の把握などを目的に「購入状況実態調査」を実…続きを読む
◇全日本コーヒー協会 アドバイザリーボード家庭用レギュラーコーヒー部会 柴田裕氏 旧年中は「全日本コーヒー協会アドバイザリーボード家庭用レギュラーコーヒー部会」に対し、格別のお引き立てを賜り、心より厚く御礼申し上げます。 昨年の国内における家庭用…続きを読む
キリンビールは25年、消費者の変化を見つめることでニーズをとらえた提案に努める。コロナ下を経て飲酒をめぐるライフスタイルが変わる中、多様な接点や機会を通じ酒類が持つ前向きで豊かな価値をアピールしていく。アルコールメーカーとしての社会的な義務に対しても…続きを読む
◆「フード&ドラッグ」加速 日本のドラッグストア(DgS)業界は10兆円産業を射程にとらえた。23年度の売上高9兆円を突破して成長を続ける小売業態として存在感を増している中、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が進める「食と健康」の取組みは…続きを読む
上場食品・酒類メーカーの24年度上期業績が出揃った。売上高30位以内の減益・欠損企業は14社に広がり、業績停滞が色濃くなっている。実質賃金の伸び悩みを背景に、増えるコストの価格転嫁が追いついていない状況だ。国内事業が失速する中、伸び盛りの海外に収益を…続きを読む
2024年の製パン市場は充実の1年となった。23年7月の価格改定効果で、主要大手製パンメーカーはおおむね増収で推移。利益面でも増益で推移している企業が多い。KSP-POSデータによる24年1~11月の食パン・食卓ロールの累計販売金額は、前年比0.7%…続きを読む