酒類流通の未来を探る
◆酒類流通の未来を探る:新制度、難局面迎え正念場 次の一手に期待
●消費動向、不透明な一年
初夏の明るい雰囲気の中、「令和」への改元を迎えた19年。酒類業界では、日本酒を中心に改元記念商戦で予想以上のにぎわいをみせた。一方では「試練の年」とも言われる今年。市場環境を年間で考える場合、従来にも増して難しい局面を迎えている。
17年6月の改正酒税法の施行により新制度がスタート。当初は順調に見えたが長引くデフレ環境下、市場の競争原理に押される格好で早いところでは同年秋には、小売業から卸への見積