長野・山梨地区新春特集

長野・山梨地区新春特集:地域卸=「地域力」武器に需要創出

卸・商社 2020.01.13 11996号 11面
県産のワイン・シードルを積極的に提案した酢徳の総合展示会=19年6月、軽井沢町

県産のワイン・シードルを積極的に提案した酢徳の総合展示会=19年6月、軽井沢町

「信州グルメ」で台風19号水害からの復興を呼びかけたナガレイの冬季フェア=2019年10月、長野市

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 川上の仕入れ原価上昇、川下の流通再編と、激流にさらされる川中の地域卸。ナショナル卸や侵攻リージョナル卸との競合、「中抜き」流通の拡大などで、いつ水底に引き込まれてもおかしくない難局が続く。
 甲信エリアはローカルSM勢が強さを保ち、品揃えや消費動向に地域性がいまだに強く反映されている市場。全国トップクラスの生産・製造量を誇る野菜や果実、加工食品なども多いことから、地域卸各社は、こうした「地域力」を事業・商品戦略の柱に据えて、需要創出を目指している。

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