即席味噌汁特集

即席味噌汁特集:春の新商品 「ヘルシー志向」顕著に

味噌・醤油 2020.04.10 12037号 04面

大手メーカーを中心に新商品が出揃った。今春は赤だしを使った商品や具材に海藻を使った商品が目立った。栄養価の高いヘルシー志向に対応するアイテムが増加した。

即席味噌汁のリーディングカンパニーである永谷園は、ファンケルの人気サプリメント「大人のカロリミット」とコラボした「大人のカロリミットみそ汁カップ 野菜と海藻」を開発。機能性表示食品のカップ味噌汁で、糖や脂肪の吸収を抑える難消化性デキストリンを配合した。

味噌最大手のマルコメは徳用料亭の味シリーズから「赤だしあおさ6食」を発売。FD顆粒味噌に具材をたっぷり合わせた個食タイプ味噌汁3品も出した。東京都内の名店監修の味噌汁アソートセットは都内限定で販売する。好評だった「たまねぎみそクリームスープ」は全国販売に踏み切った。

ハナマルキは「赤だし一杯でほうれん草一束分の鉄分が摂れるおみそ汁5食」を、神州一味噌は「毎日すこやか みそ汁小町 海藻 5食」=写真(右)=を、イチビキは「具どっさりのおみそ汁」シリーズから「とん汁2食」「たけのこと山菜2食」をそれぞれ発売した。

ひかり味噌は野菜不足を補う味噌汁「べジミソスープ」シリーズに「野菜と海藻を食べるおみそ汁6食」=写真(左)=を追加。味噌に具材を練り込んだ「即席生みそ汁」シリーズはパッケージデザインをリニューアルした。

FDブロック市場をけん引するアサヒグループ食品はアマノフーズブランドから「うちのおみそ汁 しょうがと長ねぎ5食」を発売。塩麹を加えることで風味豊かでまろやかな味わいに仕上げた。

味の素社は「具たっぷり味噌汁」シリーズに「小松菜とねぎ」を追加。19年に参入した個食タイプFD味噌汁の品揃えを強化した。

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