凍結乾燥食品特集
19年度の凍結乾燥(FD)食品の生産量は、日本凍結乾燥食品工業会調べによると、味噌汁類などの成型食品がほぼ前年並み、素材製品群は減少傾向が続いている。近年は素材製品群が縮小傾向となり、成型食品群が成長基調となっている。19年度の成型食品群はスープ類の減少により全体は微減となった。しかし主力の味噌汁類は3年連続しての2桁増、他の分野でも大きな伸びがみられる製品が増えているため、今後も成型食品の市場は拡大が見込まれる。FD製品はそのおいしさや香の豊かさに加え、利便性の高さや保存性の高さが現在のニーズを捉えた製法として注目を集めている。このため、中長期的に市場は拡大が見込まれる。(高木義徳)
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◆凍結乾燥食品特集:成型食品群は成長基調
農産加工 2020.09.1419年度の凍結乾燥(FD)食品の生産量は、日本凍結乾燥食品工業会調べによると、味噌汁類などの成型食品がほぼ前年並み、素材製品群は減少傾向が続いている。近年は素材製品群が縮小傾向となり、成型食品群が成長基調となっている。19年度の成型食品群はスープ類の…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:素材製品生産量=19年度6.9%減 大豆製品は2桁増
農産加工 2020.09.14日本凍結乾燥食品工業会は今年度通常総会で19年度(18年4月~19年3月)FD主要生産量をまとめた。この調査は同工業会加盟13社への申告数量を集計したもので、アウトサイダーはカウントされていない。同工業会は毎年、食品産業向けにFD食品のトレンド、ある…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:FD成型食品=かゆ・雑炊など新分野が伸長
農産加工 2020.09.14FD成型食品類は主力の味噌汁類の好調に加え、かゆ・雑炊類、麺類、惣菜類などのバラエティー製品が大きく伸長した。しかし、味噌汁類に次ぐ主力製品のスープ類の減少が響いた結果、成型食品群の生産食数は前年比0.7%減の5億3809万5080食となった。 味噌汁…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:棚面積=4年ぶりに増加 国内生産回帰も
農産加工 2020.09.14日本凍結乾燥食品工業会・会員企業の真空凍結乾燥機の19年度の棚面積は、前年比4.1%増の1万3946平方mとなった。棚面積は、16年度まで6年連続して拡大してきたが、16年以降は3年連続で前年並みの棚面積だった。19年度は4年ぶりに棚面積が増加した。…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:FD工業会・尚山勝男会長 FD技術の重要性を再認識
農産加工 2020.09.14◇日本凍結乾燥食品工業会・尚山勝男会長 ●開発強化で市場発展へ 去る7月30日、2020年度の日本凍結乾燥食品工業会(FD工業会)の通常総会を書面総会という形ではありましたが、無事開催することができました。このような状況下ではございますが、当FD工業会…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:長野地区=アスザックフーズ 自社製品の堅調維持
農産加工 2020.09.14●今秋は個食スープ投入 スープ系、デザート関連などの自社製品を積極的に展開するアスザックフーズ。4~7月の売上げ、出荷量実績は、ともに前年同期より若干のプラスで推移している。 「コロナ禍による内食化、外食控えで即席タイプのシリアルやスープ、味噌汁…続きを読む
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凍結乾燥食品特集:九州地区=ブロック成形品に人気 農家との取組み強化も
農産加工 2020.09.14FD商品の主力販売先は即席麺業界で、特にコロナ禍による在宅勤務や学校休業で昼食市場が活性化し、3月、特に4月はその極に達し、小売店頭では売場から即席麺が消え、欠品状態となった。 そのため、具材納入メーカーにとっては需給関係に異変が起きたが、日本国内…続きを読む