清酒特集
清酒業界にとって最需要期となる秋冬シーズンを迎えた。9月末で「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」が解除された。その後、飲食店の営業時間短縮の要請も解除されるなど、長引くコロナ禍で苦境が続いた業務用市場では、明るい兆しが見えてきた。引き続き旺盛な「家飲み需要」を受け、パック系もおおむね堅調な動きだ。とはいえRTD人気の高まりなどで清酒をはじめとした酒類間競争は、一層激しさを増している。清酒メーカー各社は定番品の再訴求はもちろん、「高級感」「安全・安心」「健康志向」などといった消費者ニーズに即した商品リニューアルや新商品の投入を図り、清酒市場の活性化を図る。(藤林敏治)
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◆清酒特集:ニーズに即した商品で市場活性化 好調、機能性清酒
酒類 特集 2021.11.05清酒業界にとって最需要期となる秋冬シーズンを迎えた。9月末で「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」が解除された。その後、飲食店の営業時間短縮の要請も解除されるなど、長引くコロナ禍で苦境が続いた業務用市場では、明るい兆しが見えてきた。引き続き旺盛な「…続きを読む
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清酒特集:宝酒造 発売10周年「澪」の飲用機会創出
酒類 特集 2021.11.05宝酒造の21年4~9月の清酒販売数量は、前年比5%減だった。コロナ禍で業務用の落ち込みと家飲み需要が前年に比べ落ち着いていることが影響した。ただアイテム別では上撰松竹梅「サケパック」シリーズはコロナ禍により飲食店で飲む機会が減ったことで、業務用でシェ…続きを読む
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清酒特集:白鶴酒造 カジュアルな大吟醸提案
酒類 特集 2021.11.05白鶴酒造の21年4~9月の清酒売上高は、数量ベースで前年比2%減となった。コロナ禍での業務用市場の影響を受けた。ボリュームゾーンの「まる」の2L、3Lを中心に売上げに貢献している。 今季は、「きっと大吟醸が好きになる」をテーマに開発したカジュアルに…続きを読む
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清酒特集:大関 創醸310周年に新ブランド
酒類 特集 2021.11.05大関の21年4~9月の売上高は、数量ベースで前年比5%減だった。大容量のパック系は堅調だが、コロナ禍による業務用の苦戦が影響した。「ワンカップ」系はコンビニエンスストア(CVS)で取り戻してきた。 「今年は当社の初代大坂屋長兵衛が酒造りを始めて創醸…続きを読む
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清酒特集:菊正宗酒造 「味わう糖質ゼロ」パック詰新発売
酒類 特集 2021.11.05菊正宗酒造の4~9月の売上高は前年比2%増だった。「ギンパック」「キンパック」シリーズが引き続き旺盛な家飲み需要もあり同2桁増。業務用のマイナス分をカバーし、全体を押し上げた。 「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2021〈SAKE部…続きを読む
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清酒特集:小西酒造 ひやしぼりに「純米吟醸」
酒類 特集 2021.11.05小西酒造の21年4~9月期の売上高は、金額ベースで前年比6%増だった。主力のひやしぼりシリーズの中でも特に「KONISHI 大吟醸ひやしぼり」「同吟醸ひやしぼり」の720ml瓶、300ml瓶が好調。「大吟醸ひやしぼり」はワイングラスでおいしい日本酒ア…続きを読む
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清酒特集:日本盛 機能性清酒で差別化 2桁伸長
酒類 特集 2021.11.05日本盛の21年4~9月の売上高は、前年実績を若干下回った。「晩酌」群が苦戦したが、機能性清酒シリーズの「糖質ゼロプリン体ゼロ」は前年比2桁の伸び。「ボトル缶」群も新商品の投入や飲用シーンの広がりで、同2桁増と好調に推移した。 今季は「日本盛 糖質ゼ…続きを読む
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清酒特集:月桂冠 新しい飲酒層取り込みへ
酒類 特集 2021.11.05月桂冠の21年4~9月の清酒事業の売上高は、数量ベースで前年比3%減となった。業務用市場の落ち込みを家庭用市場でカバーするまでには至らなかった。アイテム別では基幹商品の「つき」、特定名称酒群の「山田錦純米」など上質商品や「糖質ゼロ」が好調だった。 …続きを読む
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清酒特集:沢の鶴 暮らしを彩り手軽さ提案
酒類 特集 2021.11.05沢の鶴の21年4~9月の売上高は前年比5%増だった。昨年発売した2商品のうち、純米生原酒「100人の〓(きき)酒師 720ml」が好調で、純米原酒「たまには酔いたい夜もある 180ml」は定着してきた。コロナ禍の家飲み需要でパックの「沢の鶴 米だけの…続きを読む
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清酒特集:黄桜 「辛口一献」ナンバーワンを訴求
酒類 特集 2021.11.05黄桜の21年4~9月の売上高は、石数、金額とも前年超えで推移した。「黄桜 辛口一献」「特別純米 辛口一献」が伸長。「ブランドスイッチというより、新規愛飲者の流入ではないかと思われる。お客様相談室にもそのような声が聞かれる」(同社) 「辛口一献」は好…続きを読む
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清酒特集:辰馬本家酒造(白鹿) 四冠受賞酒さらなる浸透
酒類 特集 2021.11.05白鹿ブランドを展開する辰馬本家酒造の21年4~9月の売上高は、数量ベースで前年比1%増となった。業務用は苦戦するが、家飲み需要でパック系が堅調。パックの「黒松白鹿 純米」が金額ベースで同2桁増と全体をけん引した。 今春に900mlパックに加え、ハン…続きを読む