生協特集
生協を取り巻く環境は激変している。情報通信企業も運送会社と連携するなど無店舗販売に力を入れ、宅配で事業を伸ばしてきた生協にとっては伸びしろ部分を侵食されてきたという印象は否めない。生協は他の小売業よりも大きな社会的責任を課せられている組織で、東日本大震災時には商品調達能力、物流基盤を駆使して被災地、被災者を支援した。その後のゲリラ豪雨などの局地的な危機に対してもBCP(事業継続計画)を作成していた。今年6月には「10年後になりたい姿」である2030年ビジョンを決める。2020年ビジョンの延長線上になる見込みだったが、新型コロナウイルス感染症で戦後最悪となる経済状況、それによる消費者のライフスタイルの変化も検討の対象になるだろう。そのためにも「仕事」の再強化(リノベーション)が必要だ。(伊藤哲朗)
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◆生協特集:「仕事」の再強化へ 2030年ビジョンに向かう
特集 小売 2020.05.13生協を取り巻く環境は激変している。情報通信企業も運送会社と連携するなど無店舗販売に力を入れ、宅配で事業を伸ばしてきた生協にとっては伸びしろ部分を侵食されてきたという印象は否めない。生協は他の小売業よりも大きな社会的責任を課せられている組織で、東日本大…続きを読む
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生協特集:日本生活協同組合連合会 30年ビジョンで存在感
特集 小売 2020.05.13日本生活協同組合連合会(日本生協連)は11年6月に開いた総会で「2020年に生協がなりたい姿」である2020年ビジョンを決めた。ビジョンの中で、全国の生協が力をあわせて取り組む重点課題として(1)安心してくらせる地域社会づくりへの参加(2)商品力の強…続きを読む
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生協特集:宅配の再強化 多様化する消費支える
特集 小売 2020.05.13生協は宅配事業の再強化を検討している。1月21日に日本生協連に設置した次世代戦略企画室が軸となって同連合会の各部署、各事業連合・生協と共同で改革を進める。生協の事業を支えてきた高齢の組合員だけでなく、ミレニアル世代の生協への加入・利用拡大を目指すため…続きを読む
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生協特集:コープデリ東糀谷センター 防災拠点として地域と連携
特集 小売 2020.05.13埼玉、千葉、東京を事業エリアとするコープみらいは3月16日、物流センターで仕分けされた商品を組合員に届ける配送センター「コープデリ東糀谷センター」を羽田空港に近い場所に開設。敷地面積は2550平方mと広くはないが4階建てにして狭小地でも倉庫機能を持た…続きを読む
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生協特集:パルシステム連合会 多品種少量に対応 省力化で生産性も向上
特集 小売 2020.05.13宅配事業を伸ばしていくためには多品種化が重要だ。新型コロナ感染症の影響で景気は停滞する可能性が高いが、基調としての人手不足は変わらない。パルシステム連合会が2月に開所した熊谷センターは冷蔵管理された商品群を対象に、組合員から注文を受けた商品を個人別に…続きを読む
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生協特集:コープながの 災害への取組み、宅配の継続を
特集 小売 2020.05.132019年10月12日に日本列島を襲った台風19号は多くの地域に災害をもたらしたが、中でも長野県の支流を含めた千曲川流域の越水はコープながのの本部と、配送センターである篠ノ井センターも浸水した。宅配事業の停止は商業施設のあまりない地域の住民の生活に影…続きを読む
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生協特集:パルシステム千葉 なくてはならない存在へ 給食の支援・フードドライ…
特集 小売 2020.05.13パルシステム千葉は昨年の台風15号の被害で給食の供給ができなくなった千葉県館山市で幼児、小中学生の保護者を支援してきた。今回の新型コロナウイルス感染症の問題では、地域のボランティア団体とも協力して、休校となった子どもの食事の支援を実施する。地域にとっ…続きを読む
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生協特集:日本生協連・事業連合・生協の動き 連動連携と独立独歩で組合員らの生…
特集 小売 2020.05.13各地の生協は日本生活協同組合連合会(日本生協連)がフランチャイズチェーン店の本部となって各地に設立したものではない。地域、職域、学校などで消費者が組合員として出資して設立した法人だ。日本生協連は生協運動のとりまとめと、PBであるコープ商品を供給する組…続きを読む
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生協特集:日本生協連 コロナ危機、商品調達・人員確保へ 難局克服を優先
特集 小売 2020.05.13新型コロナウイルス感染症問題は、経済に大きな打撃を与えている。旅行など長距離の移動はできず、繁華街にも出かけられないなど消費行動自体が大きく変化し、内食傾向が強まって生協を含めた小売業は大きく成長できるという見方もあるが、備蓄に向いた食品が購入されて…続きを読む
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生協特集:進化し続けるロングセラー、ミックスキャロット 「特別な、あたりまえ…
特集 小売 2020.05.13◆素材の味生かし刷新 子どもにもっと野菜を 日本生活協同組合連合会(日本生協連)は1981年末にPB商品であるコープ商品の中で、ニンジンとフルーツをあわせた野菜果汁飲料「ミックスキャロット」を発売、そのミックスキャロットは消費者の嗜好(しこう)の変化に…続きを読む
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生協特集:主要な事業連合・生協のお薦め商品=コープさっぽろ
特集 小売 2020.05.13●こだわり道内製造、「道産生乳とてんさい糖だけの飲むヨーグルト」 コープさっぽろのお薦めは、なるほど商品シリーズから「道産生乳とてんさい糖だけの飲むヨーグルト」だ。北海道産の生乳と、サトウダイコンから作られるてんさい糖を使用しているため、生乳本来の…続きを読む
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生協特集:主要な事業連合・生協のお薦め商品=コープデリ連合会
特集 小売 2020.05.13●食塩無添加釜あげ、「素材そのままパラパラしらす」 コープデリ連合会は「素材そのままパラパラしらす」を薦める。食塩無添加の釜あげシラスで、塩分を控えたい人や離乳食をつくる子育て世帯に向く。そのまま使えて便利。 釜あげシラスは、炊き上げる際に食塩を…続きを読む
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生協特集:主要な事業連合・生協のお薦め商品=パルシステム連合会
特集 小売 2020.05.13●環境配慮ストロー、「飲む国産野菜・果実!ジュース」 パルシステム連合会は、オリジナル商品「飲む国産野菜・果実!ジュース」=写真(上)=がお薦め。2月からストローを環境に配慮した原料に変更。サトウキビから合成したバイオマスPE(ポリエチレン)を配合…続きを読む
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生協特集:主要な事業連合・生協のお薦め商品=ユーコープ
特集 小売 2020.05.13●きめ細かく滑らか、「オホーツク海産刺身用ほたて貝柱」 ユーコープのお薦め商品は「コープの産地指定 オホーツク海産刺身用ほたて貝柱」。貝柱の肉質がきめ細かく滑らかで、刺し身にして食べると、とろっとした甘みが口の中に広がる。資源管理型の養殖方法でSD…続きを読む
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生協特集:主要な事業連合・生協のお薦め商品=コープ北陸事業連合
特集 小売 2020.05.13●北陸3県おなじみ、「ハチバンの焼きぎょうざ」 コープ北陸事業連合は、北陸3県でおなじみの「ハチバンの焼きぎょうざ」がお薦め。2004年から長期にわたって愛されてきたが、食感も改良し、4月からリニューアル。パッケージもプラスチックトレーから袋に変更…続きを読む
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生協特集:主要な事業連合・生協のお薦め商品=コープこうべ
特集 小売 2020.05.13●省資源・省エネに、「めっちゃ長いトイレットペーパーダブル100m」 コープこうべは、日本生協連と共同開発した「めっちゃ長いトイレットペーパーダブル100m」を薦める。3月から販売開始。一般的なダブルタイプ(約30m)と比べ3倍以上の長さがあり、4…続きを読む
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生協特集:主要な事業連合・生協のお薦め商品=コープ九州事業連合
特集 小売 2020.05.13●手軽においしさを、「コープ白あえベース」 滑らかにすりのばした豆腐と練りごまに、コンニャク、ニンジン、椎茸が入った「コープ 白あえベース」は、日本生協連とコープ九州事業連合か共同開発。味を改良して4月からリニューアル。メーン野菜を加えるだけの手軽…続きを読む
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生協特集:卸売業戦略 多様化する調達先 事業連合・生協への商品供給
特集 小売 2020.05.13地域生協とその集まりである地域の事業連合は食品を日本生活協同組合連合会(日本生協連)だけでなく、大手卸からも調達する。日本生協連は原則としてPB商品であるコープ商品を供給し、大手卸はNB商品を販売する。日本生協連は事業連合・生協以外への販売チャネルを…続きを読む
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生協特集:卸売業戦略=国分グループ本社 「生協ならでは」提案を SDGs・健…
特集 小売 2020.05.13◇国分首都圏執行役員第二営業本部長 南博貴氏 国分グループは、生協に「SDGs」「健康」「和食」をさらに提案する。トレンドを追うことばかりでなく、他の小売業と異なる「生協ならでは」の売場、サービスについて生協とともに展開していく考えだ。 各生協が…続きを読む
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生協特集:卸売業戦略=日本アクセス ミールキット拡充 若年層の利用増目指す
特集 小売 2020.05.13◇広域営業部門・生協営業部部長 宮本修一氏 日本アクセスは、生協の課題の一つである若年層組合員の拡大と利用増の解決策の一つとして、「簡便」で本格的なミールキットを提案してきたが、冷蔵に加えて冷凍も充実させる。生協は物流も含めて大変革していくため、I…続きを読む
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生協特集:卸売業戦略=三菱食品 卸のノウハウ活用へ 簡便・即食で生協を支援
特集 小売 2020.05.13◇ライフネット本部本部長 江橋邦夫氏 将来に向けて変革する食需要に対し、三菱食品の生協向け提案は「簡便」や「即食」をベースに提案活動を拡大していく考えだが、新型コロナウイルス感染症の影響で内食傾向が強まり、今後この需要に即した提案も卸売業として積み…続きを読む
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生協特集:日本生協連の商品戦略 ストロングアイテムへ結集 店舗の黒字化も視野…
特集 小売 2020.05.13全国の地域生協の供給高の半分以上を占めるのは宅配事業だが、店舗をおろそかにしているわけではない。全国の地域生協で店舗事業が黒字なのは少ないが、2030年に向けて、店舗の意味が明確になってきている。その中でストロングアイテムの結集も重要となっている。2…続きを読む