和食特集
「和食:日本人の伝統的な食文化」が13年12月4日、ユネスコの無形文化遺産に登録され、今年で7周年を迎えた。7年のうちに人口減と超高齢化が進行し、日本経済の今後の暗転は明らか。減少する食料自給率を高め、国家を保つ一策が遺産登録。世界一の寿命を実現する健康価値は海外でも広く知られ、失って気付くインバウンド需要の大きさがその証左。世界普及と輸出増を促してこそ食料の安定供給が果たせる。輸出促進とともに求められるのが自国文化の保護・継承と発展。農林水産省と主要団体、献立の中心となるコメの推進策を追った。(吉岡勇樹)
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◆和食特集:国家を保つ文化遺産
特集 総合 2020.12.18「和食:日本人の伝統的な食文化」が13年12月4日、ユネスコの無形文化遺産に登録され、今年で7周年を迎えた。7年のうちに人口減と超高齢化が進行し、日本経済の今後の暗転は明らか。減少する食料自給率を高め、国家を保つ一策が遺産登録。世界一の寿命を実現する…続きを読む
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和食特集:保護・継承活動 だし給食は3000校増 食育活動も深化
特集 総合 2020.12.18和食の保護・継承活動が学校給食で深まっている。11月の「だしで味わう給食の日」は、実施校が前年比3000校増えて浸透した。食品メーカーなど各種団体による食育活動は、コロナ禍で中断。オンライン対応を進め、体験、娯楽も求める成熟社会のニーズに応える。 …続きを読む
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和食特集:農水省「うちの郷土料理」 全都道府県の紹介目指す
特集 総合 2020.12.18●データ作成で情報発信 農林水産省は、地域固有の多様な食文化の保護・継承を推進しながら、地域の魅力ある郷土料理や文化を海外発信している。 その一つとして、ホームページ上で2019年に「うちの郷土料理~次世代に伝えたい大切な味~」を開設した。各地域…続きを読む
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和食特集:農水省「伝えたい郷土料理」 さつまえび雑煮(鹿児島県)
特集 総合 2020.12.18日本各地で、その内容に特色が表れる「雑煮」。だしの素材や味、中に入れる具材、もちの形状、もちを焼くのかどうかなど、地域によってさまざま。正月の三が日に雑煮を食べる風習は室町時代に武家の間で祝い膳として出され、そこから庶民に広まったという説がある。 …続きを読む
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和食特集:コメの輸出量拡大 試練で取組み進化
コメ・もち・穀類 特集 2020.12.18コロナ禍にあって、日本米の海外輸出は拡大している。財務省貿易統計によると、1~10月の商業用コメ輸出量は1万5488tに達し、前年比16%伸長。海外商談会やプロモーションが中止もしくはWeb開催となり、渡航も大幅に制限される中にあって、戦略的に取り組…続きを読む
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和食特集:コメ=全米輸 オンライン企画で成果
コメ・もち・穀類 特集 2020.12.18日本産のコメとその加工品の海外需要を開拓し、世界マーケットに届ける活動を展開する全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会(全米輸)。オールジャパンで海外展示会やイベントに出展する。併せて海外イベントの開催やプロモーションを展開している。最近は、成果の上…続きを読む
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和食特集:コメ=神明ホールディングス 現地事業拠点設置に強み
コメ・もち・穀類 特集 2020.12.18最大手コメ卸グループの神明ホールディングス(HD)は、日本米の海外輸出にも積極的に取り組み、輸出量は国内最大。19年は3544tに上り、今20年は4500tを超える見通しで、来年は5000t達成を目指している。 米国と中国、香港に事業拠点を設置し、…続きを読む
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和食特集:コメ=木徳神糧 自然環境配慮品を展開
コメ・もち・穀類 特集 2020.12.18有力コメ卸の木徳神糧は、国内外でビジネス展開し、日本米の海外輸出にも注力。シンガポールや中国、タイなどに輸出している。一方で、和食文化の根幹をなすコメの素晴らしさの発信にも努め、無洗米や長鮮度米など、地球環境の改善に貢献できる商品を展開している。 …続きを読む
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和食特集:コメ=幸南食糧 加工品の製造・販売も
コメ・もち・穀類 特集 2020.12.18在阪有力コメ卸の幸南食糧は、コメ産地と取り組み、日本米の海外輸出にも重点を置き、香港や台湾、シンガポール、スロバキアなどに販売している。海外でもコロナウイルス感染症が拡大する中、家庭用は順調に推移しているが、CVSおにぎりの原料に代表される業務用は伸…続きを読む
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和食特集:米粉=みたけ食品工業 輸出視野に「米ゲル」開発
粉類 特集 2020.12.18みたけ食品工業は、米粉に先進的に取り組む中で、海外輸出にもいち早く取り組み、一昨年には、輸出に必須の国際規格「FSSC22000」を取得した。さらに、農林水産省公表の「米粉製品の普及のための表示ガイドライン」に沿って、グルテン含有量が1ppm以下の「…続きを読む
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和食特集:米粉=波里 家庭用でシェアトップ
粉類 特集 2020.12.18波里は、世界に広がるグルテンフリーマーケットを視野に、パンやスイーツなどに使用する新規用途米粉に先進的に取り組み、家庭用ではトップシェアを占めている。 海外市場を視野に昨年6月、国際規格「FSSC22000」を取得した。 商品戦略では、農林水産省…続きを読む
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和食特集:米粉=西村機械製作所 「スーパーパウダーミル」で海外普及目指す
特集 機械・資材 2020.12.18西村機械製作所は、湿式気流粉砕によるでんぷん損傷の少ない微砕製粉が特徴の「スーパーパウダーミル」を展開し、日本の米粉産業を技術面で支えている。一方、コメ生産国を中心に海外普及も目指し、タイに現地法人を設置するほか、ミャンマーやベトナム、台湾などに向け…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=フジッコ 新たな食育モデル模索
特集 総合 2020.12.18フジッコは豆、昆布を中心に、和食文化の伝承へ多彩な食育・啓発活動を推進している。社内認定資格制度の新設や小学校への出前授業実施など多様な活動を展開。コロナ禍を機に、新たな食育モデルの構築にも取り組む。 前年度、豆・昆布に関する社内認定資格制度「まめ…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=にんべん 付加価値アイテム好調
水産乾物・塩蔵他 特集 2020.12.18にんべんは親子向け「鰹節教室」、だしのアンバサダー活動をオンライン開催へ移している。専用のプログラムを揃えて、料理イベントも開き、消費者との接点を増やした。鰹節をはじめとした商品販売は巣ごもり消費で順調。だし増量の「つゆの素ゴールド」、洋風メニュー用…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=マルコメ 多彩な味噌、併用提案
調味料 特集 2020.12.18一汁三菜の汁物を代表する味噌汁。コロナ禍が続く中、味噌のトップメーカー・マルコメは「内食の拡大で、味噌・味噌汁の需要が見直されたといっても過言ではない。料理や用途によって通常の生味噌、液状タイプの『液みそ』、フリーズドライ(FD)の『顆粒みそ』を使い…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=三幸 「春の花トレー」シリーズに新2品
惣菜 特集 中食 2020.12.18三幸は、今春好評だった“和の一品”として展開の春の花トレーシリーズに、新商品「たらこきくらげ」=写真、「山菜入り中華いか」2品を加え、21年1月16日から4月末の期間限定で全国発売する。季節の華やかなイメージを彩るピンクにゴールドが輝くトレーを採用し…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=一正蒲鉾 「ワンプレートおせち」訴求
練り製品 特集 2020.12.18一正蒲鉾はコロナ禍でのおせち商戦に精力的に取り組んでいる。年末テーマは「結(むすぶ)」。移動の自粛で帰省者の減少など大きな変化が予想される中、「食をともに楽しむという欲求は不変。ニューノーマル社会の多様な形の結びつきを、おせち商品や販促施策にて提案す…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=永谷園 「松茸の味お吸いもの」だし販促推進も
スープ 特集 2020.12.18永谷園はロングセラー「松茸の味お吸いもの」のだし提案を深め、コロナ共存の巣ごもり志向に応えている。アレンジの「マツダケレシピ」を紹介し、増えた家庭内調理に実用された。今期4~11月売上げは前年比30%増と絶好調。11月24日の「和食の日」をヤマ場にし…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=カタギ食品 ごま食文化を維持・発展
農産乾物 特集 2020.12.18かどや製油グループのカタギ食品は、ごま総合メーカーとして市場の拡大と活性化、原料の安定供給を通じて、栄養機能性に優れ、和食に不可欠な食材としてごま食文化の維持・発展に努めている。 産地まで踏み込んだ原料施策が強みで、その中で生まれた特徴のある原料を…続きを読む