本格焼酎特集
日本酒造組合中央会がまとめた20年(1~12月)の本格焼酎課税移出数量は、39万6383klとなり前年の40万9023klと比べ3.1%減だった。減少率は前年同期並みとなっている。原料別で見ると「芋」が17万6803kl(構成比44.6%)で前年比2.9%減、「麦」は16万8354kl(同42.5%)で同1.7%減、「コメ」は3万1507kl(同7.9%)で同8.9%減、「そば」は7641kl(同1.9%)で同4.4%減となっている。(大屋良太)
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◆本格焼酎特集:テーマ性を持った売場が登場 炭酸割り、RTDで間口広げる
酒類 特集 2021.05.10日本酒造組合中央会がまとめた20年(1~12月)の本格焼酎課税移出数量は、39万6383klとなり前年の40万9023klと比べ3.1%減だった。減少率は前年同期並みとなっている。原料別で見ると「芋」が17万6803kl(構成比44.6%)で前年比2…続きを読む
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本格焼酎特集:原料別動向=芋 「香り系」売場も登場
酒類 特集 2021.05.10構成比が最も大きい芋製焼酎の20年課税移出数量は、前年比2.9%減の17万6803kl(構成比44.6%)だった。県別では、宮崎県が前年比1.0%増(10万5499kl)と前年超えで着地。鹿児島県は6.8%減(6万5599kl)と前年と比べ減少幅は改…続きを読む
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本格焼酎特集:原料別動向=麦 大分ブレンドが話題に
酒類 特集 2021.05.10麦製焼酎の20年実績は、前年比1.7%減の16万8354kl(構成比42.5%)だった。主要原料の中で最も減少幅が小さく、これが構成比微増にもつながった。主産地である大分県は8万5687kl(前年比1.3%減)とほぼ前年並みの実績を確保。福岡県は3万…続きを読む
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本格焼酎特集:原料別動向=コメ 球磨焼酎が大学生とタッグ
酒類 特集 2021.05.10コメ製焼酎の20年課税移出数量は、前年比8.9%減で3万1507kl(構成比7.9%)だった。最大産地である熊本県では、1万1017klで前年比3.2%減となり減少率は昨年並みだった。 1月には、「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト事務局」主催…続きを読む
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本格焼酎特集:原料別動向=そば 家庭用が堅調に推移
酒類 特集 2021.05.10そば製焼酎の20年実績は、前年比4.4%減の7641kl(構成比1.9%)となった。主産地で見ると宮崎県で前年比4.4%減の5294kl、福岡県で同1.8%減の2064klだった。 雲海酒造はトップブランド「雲海」を有している。同社のそば製は新型コ…続きを読む
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本格焼酎特集:原料別動向=その他 奄美黒糖焼酎で海外向けサイト
酒類 特集 2021.05.10ごま・黒糖など主要4原料以外の本格焼酎は20年、前年の1万3067klに比べ7.6%減の1万2079klで、うち酒かす449kl含む(構成比3.1%)となった。 ごま製焼酎に関して、製法特許を取得し専業で展開しているのが紅乙女酒造だ。同社の看板ブラ…続きを読む
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本格焼酎特集:霧島酒造 「黒ッキリボール」提案 900ml売上げけん引
酒類 特集 2021.05.10霧島酒造の2020年度実績では、特に家庭向けでパック製品の伸びが目立った。昨年は5月に「赤霧島」「黒霧島EX」の900mlパックを発売。両銘柄とも1800mlパックが好評だった点を踏まえ、より多くの人に手軽に利用してもらうため900mlパックを発売す…続きを読む
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本格焼酎特集:薩摩酒造 「神の河ハイボール」投入 南九州の焼酎PR
酒類 特集 2021.05.10薩摩酒造は昨年、「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2020」の焼酎部門で、本格芋焼酎「枕崎」で最高金賞を受賞した。同品では明治のころから伝わる昔ながらの製法「かめ壺仕込み」を採用。受賞後、市場からの問い合わせも目立ち、同社の焼酎…続きを読む
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本格焼酎特集:宝酒造 発売20周年の「一刻者」 品質強化へ石蔵も
酒類 特集 2021.05.10宝酒造の21年3月期(20年4月~21年3月)における本格焼酎の販売数量は、5810klで前年比19%減だった。全量芋焼酎のレギュラー品「一刻者」と「同」〈赤〉は都市部での業務用のウエートが高く、コロナ禍の影響を大きく受けた。「巣ごもり需要」で家庭用…続きを読む
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本格焼酎特集:三和酒類 「iichiko NEO」独自酵母を使用 3つの思い…
酒類 特集 2021.05.10三和酒類は、20年出荷数量実績について前年分をクリアできたとしている。特に、昨年4月から紙パック商品が堅調に推移。この商品群がけん引役となった。市場全体では、「炭酸割り」が定着しつつあり、これをきっかけに家庭市場で「いいちこ」ユーザーが広がり始めたと…続きを読む
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本格焼酎特集:雲海酒造 「木挽BLUE」注力 小容量など店頭導入を
酒類 特集 2021.05.10雲海酒造の2020年度の振り返りでは、19年の消費増税による影響が続く中、特に業務用に関してコロナ禍による厳しい状況が続いた。一方、家庭用では、昨年10月以降「オンラインの飲み会」「家飲み需要」への対応として販促に注力。量販店での、「木挽BLUE」飲…続きを読む
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本格焼酎特集:高橋酒造 新しいコメ焼酎を商品化 香り引き出す一品
酒類 特集 2021.05.10高橋酒造では2020年、メーンブランド「白岳しろ」が誕生35周年を迎えた。関連してオンライン企画として、21年1月に同ブランドのファンだけを集めた「しろトーーーク2021」を開催。ファンと直接交流することで、高橋酒造や同社商品について気に入ってもらえ…続きを読む
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本格焼酎特集:本坊酒造 「屋久杉」がISC2020最高賞 世界基準見据える
酒類 特集 2021.05.10本坊酒造では、前期(2019年7月~20年6月)から今期にかけて、桜島ブランドのパック商品が堅調に推移している。 同社の蔵の一つが立地する屋久島。ここでは、観光業がコロナ禍で厳しい状況に直面。これを踏まえ、島内限定品の販売を一時的に解除して、酒販店…続きを読む
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本格焼酎特集:浜田酒造 デジタル分野での発信攻勢 好調続くパック品
酒類 特集 2021.05.10浜田酒造の直近1年間の実績では、「海童」「隠し蔵」を中心にパック商品が好調を維持しこの傾向は現在も続いているという。パックがけん引する結果、同ブランドの売上げ全体は、それぞれ前年超えで推移する。 瓶タイプは、業務用市場向けの商品がコロナ禍で苦戦して…続きを読む
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本格焼酎特集:田苑酒造 創業130周年、販促展開 香り系で盛り上げ
酒類 特集 2021.05.10田苑酒造は昨年3月、創業130周年を迎えた。これにちなんだ消費者キャンペーンとして、同2月から「花の慶次」オリジナルコースター付きの樽貯蔵麦焼酎「田苑 金ラベル」1800mlパックを数量限定で販売。また同3月に記念商品として「DEN-EN FLAVO…続きを読む
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本格焼酎特集:紅乙女酒造 江口寿史コラボボトルでアジア圏販路拡大
酒類 特集 2021.05.10紅乙女酒造は、直近1年間の実績を見ると、家飲み需要の高まりもあり「紅乙女 STANDARD」を中心に紙パック商品が堅調だったという。 ごま焼酎全体のリブランディングに関しては、全体像イメージは固まっている。実施タイミングは、コロナ禍の動向を見ながら…続きを読む
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本格焼酎特集:小正醸造 コンペで注目「蔵の師魂」 炭酸割り訴求を継続
酒類 特集 2021.05.10小正醸造は、昨年3月に「小鶴 the Banana」を市場へ投入した。分かりやすさを意識し、ラベルではバナナのイラストを前面に押し出した。こうした打ち出し方は、同社としてもある意味冒険だったと振り返る。「小鶴 the Banana」は、夏前より徐々に…続きを読む
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本格焼酎特集:アサヒビール 「金黒」「一番札」2ブランドへ重点 グラス売りに…
酒類 特集 2021.05.10アサヒビールは21年、本格芋焼酎「金黒」と麦焼酎「一番札」を重点ブランドと位置付け販売に力を入れる。業務用では昨年までボトル販売にも力を入れていたが、21年はグラス売りに集中して攻勢をかける。それぞれ炭酸で割った飲み方「金黒タンサン」「一番タンサン」…続きを読む
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本格焼酎特集:球磨焼酎酒造組合と熊本大学熊本創生推進機構 「全国地域ブランド…
酒類 特集 2021.05.10●「全国地域ブランド総選挙」優秀発掘賞を受賞 さらなる魅力伝える 球磨焼酎酒造組合、熊本大学熊本創生推進機構は、昨年度の「全国地域ブランド総選挙」で「優秀発掘賞」を受賞した。 同選挙は、地域団体商標制度の普及、さらなる活用促進を目的に特許庁が開催…続きを読む