寒天特集
寒天特集:輸入原藻、現地価下がるも円安で上昇 資材・エネルギー費も圧迫
寒天のトップメーカー・伊那食品工業は10月1日から、業務用、家庭用の各商品で10%強の値上げを予定している。
「寒天原藻の現地価格は世界的に下がっている傾向だが、円安の為替変動がそのまま値上がりになっている形」と塚越英弘社長。「ほかにも、カラギナンの価格上昇などは尋常ではない。包装資材費、エネルギーコストなども総じて上がっており、価格の適正化は必要」と話す。
市場環境の変化も、価格改定の背景にある。「人口減少に伴って食の需