丸山勝久代表取締役
掛川市にある丸山製茶本社
掛川市の丸山製茶は今年で創業90周年を迎えた。需要低迷や生産者の高齢化などで悲観的な声が多い中、代表取締役の丸山勝久氏はてん茶(抹茶原料)を中心に拡大が続く輸出業態に茶業再生の活路を見いだす。来年には自社でもてん茶工場を設立する予定。今回、茶業の現状を交えて、丸山代表取締役に話を聞いた。(宇佐見勇一)
--茶業の現状は。 丸山 農家の所得に直結する一番茶が余剰になっている
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今年は新茶取引で高値を付けたことに加え、感染対策の緩和で需要拡大が大きく期待された。特に抹茶原料の輸出額は農林水産省の支援などにより伸長が続き、ここに活路を見いだす茶商も少なくない。(宇佐見勇一)
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