全国緑茶特集2023

全国緑茶特集:吉村 「日本茶×アルコール」提案

飲料 2023.12.08 12688号 08面
吉村が秋冬向けに提案するぶらり茶を使ったアルコールのメニュー、茶葉の新しい消費機会を創り出し、顧客に新たな茶の楽しみ方を訴求する

吉村が秋冬向けに提案するぶらり茶を使ったアルコールのメニュー、茶葉の新しい消費機会を創り出し、顧客に新たな茶の楽しみ方を訴求する

吉村が茶雑菓で夏向けに提案した抹茶バーのメニュー

吉村が茶雑菓で夏向けに提案した抹茶バーのメニュー

戸越銀座のキャラクター、戸越銀次郎を使ったぶらり茶カップ(リーフティカップ)、使用後に急須やカップの洗浄がなく、手軽にアルコールメニューとも組み合わせられ、家庭でも再現できる

戸越銀座のキャラクター、戸越銀次郎を使ったぶらり茶カップ(リーフティカップ)、使用後に急須やカップの洗浄がなく、手軽にアルコールメニューとも組み合わせられ、家庭でも再現できる

抹茶を使ったアレンジメニュー、ジン(ボンベイサファイア)と合わせた抹茶ジントニック

抹茶を使ったアレンジメニュー、ジン(ボンベイサファイア)と合わせた抹茶ジントニック

茶雑菓は吉村のアンテナショップとしてワークショップや茶葉の消費が増えるような容器や包材、サービスなど茶にまつわる文化を消費者に提案し、そこで得た情報を茶専門店にフィードバックしている

茶雑菓は吉村のアンテナショップとしてワークショップや茶葉の消費が増えるような容器や包材、サービスなど茶にまつわる文化を消費者に提案し、そこで得た情報を茶専門店にフィードバックしている

 吉村はこの秋、アンテナショップの茶雑菓で「日本茶×アルコール」の新ドリンクメニューを実験的に展開している。これまでの茶専門店では、ソフトクリームサーバーとスタッフが必要な「抹茶ソフト」などが飲食メニューの主流だったが、家庭内での日本茶消費には結びつかないことが課題だった。新メニューで提供した「抹茶ビール」は、抹茶ミニシェイカーで抹茶濃縮液を注文者が自ら作りビールに混ぜるという体験型サービスだ。いきなり缶ビールが出てくるので、驚く来店客もいるが、この有料体験は抹茶の物販にも結

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    全国緑茶特集2023

    飲料

     今年は新茶取引で高値を付けたことに加え、感染対策の緩和で需要拡大が大きく期待された。特に抹茶原料の輸出額は農林水産省の支援などにより伸長が続き、ここに活路を見いだす茶商も少なくない。(宇佐見勇一)

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