●既存商品を地道に磨く 高尾製粉製麺は、創業110年を超える播州での機械製そうめん生産のパイオニアで、「品質こそ生き残る道」を理念に複数工場の生産ラインで乾麺を製造してきた。播州トップクラスを誇る高い生産能力を持つ。工場は、都市ガスの使用や太陽光発…続きを読む
●手延べ食感機械麺好評 田靡製麺は3月1日から高タンパク質含有の中華麺「キン肉麺」を販売している。タンパク質やビタミン、鉄分などの必要栄養素が「キン肉麺」だけで効率的に摂取でき、アウトドアやトレーニングを楽しむ人、育ち盛りの子どもにもピッタリの栄養…続きを読む
カネス製麺の24年3月期は値上げの影響で金額ベースこそ微減となったが、増益となり、全体的には堅実な業績を納めた。内山修明社長は「昨年は『健康』を一つのキーワードとして商品開発を行った。今後も市場や消費者のニーズに応じた商品を製造していく」と話す。 …続きを読む
滝沢食品は、「滝沢更科十割そば」「同八割そば」など、そば粉高配合系の製品が堅調な売上げをキープしている。「コロナ禍で市場定着がさらに進み、消費者からの評価も高い」と滝沢秀治社長。今シーズンも、しっかり拡販していく考えだ。 国産そば粉を使った「ざるそ…続きを読む
「日本三大そば」の一つ、「戸隠そば」。その地元、長野市戸隠でそばの製麺、製粉を行っている、おびなた。大日方健治専務は、「現在のユーザーがそばに求めているのは『つるみ』。一方で、粗挽きの食感も根強い人気がある。『十割』『八割』を軸に、好みの多様化へ対応…続きを読む
そばを代表する一大ブランド「信州そば」。地元の長野県では、観光需要も大きなウエートを占める外食はもちろん、麺製品も地域の食品産業をけん引している。中でも、明治期に長野市で誕生した乾麺・乾そばは長野県が製造量で全国トップを誇り、カテゴリー市場で40%以…続きを読む
丸榮製粉の麺類部門は24年5月期、売上高は前年比約20%増で着地する見込み。昨年夏の猛暑でそうめんをはじめとする白物が好調だったことに加え、年間を通じてラーメン類がけん引した。エネルギーや物流をはじめあらゆる製造コストが増加する中、高単価のラーメン類…続きを読む
業務用米菓の阿部幸製菓は、米粉の加工技術を生かし業務用の米粉めんを販売するほか、グループとして米粉めんを使ったメニューを提供する飲食店「たねや」も展開している。さらに3月には業務用で販売していた米粉めん「新潟白色(にいがたホワイト)」の一般販売を開始…続きを読む
●「新そば」数量過去最高 看板商品「妻有そば」で知られる玉垣製麺所の24年3月期は、売上高こそ前年をクリアしたものの、原料コストの高騰により利益面では苦しんだ。特に県内乾そばメーカーの主力商品である「へぎそば」に欠かせない「布海苔」は各社確保さえ難…続きを読む
自然芋そばの24年2月期は、価格改定の影響で売上げは増加した。一方、原材料や製造コストの高騰は深刻で、前年に引き続き減益となった。原料は小麦粉やそば粉だけでなく、新潟県内そばメーカーの主力「へぎそば」に欠かせない布海苔が深刻だ。価格面だけでなく、絶対…続きを読む