家庭用の加工わさび市場は金額ベースで前年比7.2%増、数量で同2.5%減となった。売上げは価格改定効果で回復基調となったが、数量ベースではまだ伸び悩んでいるといった状況だ。昨年まで家庭用市場はコロナ禍における家庭内食化の反動に加え、確証はないものの若年…続きを読む
加工わさびの業務用市場は、新型コロナウイルス感染症の感染法上の扱いが5類へ移行したことに加え、観光地などでインバウンド需要が増加したことで明らかな回復基調に入った。市場の動きの活発化に加え、原材料高や人件費、輸送費などさまざまなコスト増に対応した価格…続きを読む
加工わさび市場は業務用の回復基調が鮮明になったことに加え、家庭用市場も価格改定効果などで金額ベースは拡大に転じた。原料動向は中国産西洋わさびがこれまでの高騰から落ち着きを取り戻した。一方で、国産の沢わさびは産地における水温上昇や台風などの影響で、近年…続きを読む
●会社の歩み カネクの歴史は、創業者であり初代社長の岩田佐一氏が1924年に奥多摩の渓谷を開墾、沢わさびを栽培し、販売を始めたことからスタートした。7年後の31年には岩佐物産舗を開業、奥多摩のわさびを原料に使用した◯一(マルイチ)印わさび漬の製造販…続きを読む
私はカネク100年の歴史の中で関わっているのは三分の一(強)ほどだ。創業者や2代目、3代目が築いてきたものを守りながら発展させていくことを考えてきた。100周年を迎えることができたのは、協力会社、お客さま、従業員など当社に関わっていただいた全ての皆さ…続きを読む
カネクは4月、創業100周年を迎えた。奥多摩での生鮮わさびの栽培・販売からスタートし、現在では日本有数の加工わさび専業メーカーとして確固たる地位を築いている。カネクの100年の歩みを振り返り、サステナブルな企業へと躍進を続ける同社の取り組みを紹介する…続きを読む
加工わさびや刻みユズの生産、原料管理などを行うカネク大分は16年12月から稼働を開始した。設立当初の規模は工場が3080平方m、床面積は3405平方m。原料冷凍倉庫は613平方m、製品冷凍倉庫は218平方m、常温倉庫が540平方m。当時の工場ではユズ…続きを読む
業務用市場を軸に展開する信濃雪。学校給食用など需要は堅調だが、輸入・国産大豆の価格高騰など製造コストの圧迫に苦戦する。松島晴実社長は「原材料費は、今後も目に見えて上がる」と予想。21年から段階的に価格改定を行ってきたが、4回目の値上げも検討している。…続きを読む
登喜和冷凍食品のこうや豆腐カテゴリーは、前年を約2%上回る売上げペースで推移している。コロナ禍の落ち着きで回復基調の業務用カット製品、市販用の国産大豆商品、だし付きアイテムが堅調を支える中、特に人気キャラクターとのコラボ商品「すみっコぐらしこうや豆腐…続きを読む
みすずコーポレーションは3月、全形サイズ(16.5g、77mm×55mm×18mm=目安)のこうや豆腐を40分の1にサイズダウンした「うすぎりこうや1/40カット」を、家庭用と業務用でそれぞれ発売した。「食べやすいカットサイズ」をコンセプトに、メニュ…続きを読む