今回は、前回の「食品の安全と品質の文化」「品質管理」に続く、FSSC22000 Ver.6.0の新しい追加要求事項である「設備管理」「食品ロスおよび廃棄物」「コミュニケーションの要求事項(審査機関への通知)」について解説する。 ◆今回のポイント …続きを読む
小林製薬が自社製品の機能性表示食品サプリメントに用い、多数の食品メーカーにも原料として販売した紅麹による問題が広がりを見せる中、政府は27日に省庁横断の連絡会議を相次いで開き、対応を本格化した。小林製薬の製品では4人の死亡との因果関係が指摘され、入院…続きを読む
【関西】宝酒造は、同社が製造・販売する「松竹梅白壁蔵『澪』PREMIUM〈ROSE〉」について、22日に原料の供給元である小林製薬から自主回収が発表された紅麹を使用しているため、約9万6000本を自主回収する。23日に発表した。 自主回収するのは「…続きを読む
食品安全ネットワーク(FUSAN、宮尾宗央理事長)は2月21日、第17回「食品衛生7S実践事例発表会」を開催し、6社による7Sの取組み事例の紹介や、前理事長の角野久史氏(角野品質管理研究所)による基調講演などが行われた。 7Sは、工業分野で普及して…続きを読む
厚生労働省の発表によると、昨年(2023年1~12月)に発生した食中毒は事件数1021件(前年比6%増)、患者数1万1803人(同72%増)で、事件数・患者数ともに大幅に増加し、患者数は21年に近い状況であった=表。 患者数が500人以上の事例は、…続きを読む
●FSSC 22000 Ver.6.0改定の背景と品質の取り込み FSSC22000認証を取得している日本の食品関連企業は3000件を超え、世界全体での認証取得件数の10%を超えている。このことから、日本国内でいかに注目されているかがよく分かる。食…続きを読む
◇冷凍・加熱のばらつきとロット管理の見直し~フールプルーフの設計とトレースバックできる仕組み~ ○今回のポイント クリスマスケーキが崩れた事故では、不良の原因特定は不可能と発表されたが、冷凍のばらつきを考えて誰が作業してもトラブルが起きないように…続きを読む
◇日付ミスを防ぐためのフールプルーフ~品質管理の土台を守る基本動作を徹底する~ ○今回のポイント 日付ミスや包装資材取り違いなどによる食品の回収を防ぐためには、自動検査装置の導入が有効だが、その前にまず、安全の土台となる基本動作を徹底する必要があ…続きを読む