群馬県でも勢力を拡大する長野県のツルヤ(写真は長野市の徳間店)
人口減少などを背景に、市場規模の縮小が続く甲信越エリアの食品マーケット。食品スーパー(SM)は長野のツルヤ、山梨のオギノといった地元チェーン勢が盤石の強さを誇っているが、出店攻勢が続くドラッグストア(DgS)、食品販売に力を入れるディスカウントストア(DS)などとの競合が熱を帯びる。加えて24年以降、商圏の構図を変え得る集客力の大型商業施設が相次いで出店する予定で、縮み続けるパイの奪い合いは新たな局面を迎えそうだ。新潟はSMがおしなべて回復基調にある。首都圏に比べSMにおけ