酒類流通の未来を探る
酒類流通の未来を探る:コロナ2年目迎える 家庭用市場に深耕 難局打開へ試練
新型コロナウイルス禍で2年目の夏を迎えた酒類業界が活路を見いだそうともがいている。ビール減税の追い風を受けたビール需要の開拓が進むほか、高付加価値の缶チューハイや健康志向をとらえた機能系商品を投入し家飲み需要を取り込むなど、成果を出している。一方、混迷深まる業務用市場は、政府と酒類を提供する飲食店との摩擦が止まらない。難局打開に向けた試練が続きそうだ。(岡朋弘)
●4度目の緊急事態宣言 新規制も一