緑茶特集
緑茶特集:産地動向=静岡地区 生産支援体制強化などが課題
茶生産量や1世帯当たりの緑茶年間支出金額が国内トップを誇る静岡県。しかし、静岡茶業を取り巻く現状は生産者の高齢化や後継者不足という生産基盤の弱体化に加え、消費者ニーズの変化に伴う、リーフ需要の減少と相場低迷で厳しさが増す。「静岡茶市場一番茶総評」を見ると、県内産一番茶取扱量は前年比16.3%減の77万1732kg。さらに、新型コロナ感染拡大による最需要期の喪失などで1kg当たり平均単価も同3%安の1554円と過去最低を記録。PET需要がリーフ需要の減少を下支えするも、需要の