緑茶特集
緑茶特集:産地動向=九州地区 かごしま茶シェア増へ
鹿児島県は全国2位の荒茶生産地。農林水産省が2020年2月に公表した「農林水産統計」によると、令和元年産生産量は2万8000tで、全国で占める割合は37%。近年そのシェアは増加傾向にある。かごしま茶の大きな特徴は、各産地の環境に合わせ、品種が多様化している点。芽吹く時期もそれぞれに異なる。主な品種を芽吹く順番に並べると、「ゆたかみどり」「さえみどり」「あさつゆ」「やぶきた」「おくみどり」となる。一方、産地ブランドとしては知覧が突出して強い。地域ごとの多様性を生かし、県内他産