醤油特集2024
◆醤油特集:出荷量下げ止まり 値上げ、輸出増で消費減少カバー
醤油市場は24年、出荷量の下げ止まりが久しぶりに見られ、価格改定が浸透して収益改善も進んだとみられる。国内外で単価が高まって価値向上。輸出を増やして国内消費減をカバーする、成熟市場の継続策が明示できた。値上げによる増収効果は一時的。平年に戻る来年以降はまた地道な価値提案が求められる。(吉岡勇樹)
日本醤油協会と全国醤油工業協同組合連合会が集計した24年1~9月の醤油出荷量は前年比0.2%減の49万3890klと下げ止まった。コロナ禍の消費減から回復